
もう先々週になりますが、会社の研修会で富岡製糸場とその周辺に行きました…と言っても、実態は日帰りバスツアーに参加したので、お気軽大名旅行でした♪
←最初に立ち寄ったのは皆さまご存知の「
碓氷第三橋梁」です。鉄と煉瓦の聖地ですよね。かつて
アプト式のED4010が走った橋梁付近の紅葉は終わり間近、モミジだけが残っていました。

見上げる橋梁は高く、厳しい気候の中に120年も立ち尽くした煉瓦は凄味さえ感じる風合いです。有名なスポットですが平日だったのでしっかりと見られて良かったです。
この後は碓氷湖とコンニャクメーカーの工場に寄りました…(写真は割愛します)

最後が本日のメインイベント「富岡製糸場」です。世界文化遺産です。凄い人ですね。
ここは日本初の近代的な官営工場ですが、それだけでなく日本の煉瓦の発祥の地とも言える場所です。ここで使われている煉瓦はフランス人技師の指導のもと、50kmほど東の深谷市近辺から呼び寄せられた職人によって焼かれたとのこと。煉瓦を焼く窯は近辺の神社の境内に急遽作られたそうです。

煉瓦も良かったのですが、構内を巡ると幾つもある格子のガラスがまたいい風情でした。ユラユラと揺らめくフロートガラスはまさに錫の上に浮かんだ液状のガラスが固まったまま。一度割れてしまえば二度と作れない、これも貴重な遺産です。
今まで北関東の絹と煉瓦を巡って来ましたが、今回はその最終目的地に行くことが出来ました。富岡製糸場は世界文化遺産に登録されたことで、多くの人に関心をもたれるようになりましたが、それも長きに渡って保存管理した
片倉工業あってのこと。
北関東には他にも
思わぬところで、立派な煉瓦倉庫に出会うこともありましたが、それらは大抵蚕の繭を保管するために作られたものでした。
また、ここで焼かれた煉瓦は後に
深谷で大規模に生産されるようになりました。
富岡製糸場で一区切りついた感、もあるのですが、まだまだ探せば、煉瓦と絹にまつわる施設はありそうです。
これからもぼちぼち近場の冒険に行きたいと思います。
Posted at 2014/12/08 23:40:31 | |
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