
昨年夏に購入したデジカメ、広角ズームと明るいレンズ、さらに別売りのワイドコンバージョンレンズを付けて大活躍中なのですが、ごく初歩的な撮影のヒントなどを。(といいながら、皆さん写真は上手なので読み飛ばして下さいませ)
□空を青く写す
快晴の青空、目で見ると青いのに写真だと白く色が飛んでしまう事もあります。そういう時には測光方式を「
スポット測光」や「
中央重点測光」にして、青空で(左写真では
A「■」のあたり)でシャッターを半押ししてそのまま構図をずらして撮ると、目で見た通りの青空で写すことが出来ます。(作例写真で車に露出を合わせると、空は真っ白になってしまいました。)
※KazMicELYさんにコメント頂きました。
上記方法だと、露出だけではなく、ピントも奥の空に合ってしまします。場合によっては手前の車がピンぼけになる場合(特にズームの望遠側、暗くて絞りが開放されている場合)がありますのでご注意下さいませ。(11/14追記)
□暗めに撮る
デジカメの画像は(当然ながら)デジタルデータ。ちょっとした画像処理で見違えるほどきれいになるので、私はほとんど画像処理をしています。その時どうにもならないのが、白く飛んでしまった露出オーバーな画像。暗い画像は暗さの中にも「色の情報」を持っていますが、白く飛んだ部分は「色の情報」がありません。そのために撮影時の設定(
露出補正)であらかじめ-1/3~-2/3ぐらい、暗い方に設定してあります。暗すぎても後で修正するというスタンスですね。
□画像調整-メリハリを付ける
Web上ではメリハリの効いた鮮やかな画像が映えます。作例画像の左側は画像調整前ですが、全体的に青みが強く、空の最も明るい所も水色になっています。(場合によってはそういう雰囲気がいい場合もありますが。)そこで明るい所は明るく、暗い所は暗く引き締めるため、
レベルの調整をします。
作例の下部にあるのが
ヒストグラムというグラフです。左右軸が明るさ(左が暗く右が明るい)で、縦の棒がその明るさ(成分)にある色の情報量を示しています。左のヒストグラムの右端(明るい成分)に情報量が少ないのがわかるかと思いますが、それが、最も明るい所が「水色」になっている事を数値的に示しています。そこで調整をして右のようなヒストグラムにします。調整の仕方は各ソフトで違いますが、右端の△を左に移動させるとことで調整出来る事が多いので試して見て下さい。
※簡単な画像調整ソフトで「レベルの調整」が出来ない場合は
コントラストを強め、その後
明るさを少し暗めにすると似た効果が期待出来ます。
※上記のようなレベルの調整は同時に鮮やかさをUPする効果もあります。
□画像調整-記憶の色の再現
メリハリがついたら、最後に色味を調整します。作例画像の右側中程の小さな四角部分が色味調整前の色です。紅葉した草の赤みに青が被さって色味が紫がかっています。自分の記憶にある色に調整してしまいます。車のシャンパンゴールドと、空の青、紅葉のオレンジをバランスよく調整するため、この作例画像では「赤」「黄色」を強めています。(画像ソフトによってはもっと多くの色で調整が出来ます。)極端に調整して、面白い効果にするのも有りですね。
※画像調整をする時は、必ず元の画像データは保存しておきましょう。失敗しても元のデータがあれば再チャレンジできますので。
長くなってしまいましたが、とりあえずいつも大体こんな感じでやっています。画像の調整は(ナンバープレートの加工含め)大体1カット5~10分くらいでしょうか。皆さん苦労される100KBに容量をおさえる作業はワンクリックでソフトが自動でやってくれるのが実は楽ですね。
Posted at 2005/11/13 21:31:10 | |
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