
久しぶりに予定のない週末の午後、しばらくOBに乗っていないので、軽く足慣らし(リハビリ?)に
いつもの煎餅屋さんに行くことにしました。さいたま市の我が家から、16号線で岩槻-春日部と東に向かいます。目的地は江戸川を超え、利根川との間になるのですが、そこまでには、「元荒川」とか「古利根川」という立派な名前の中小河川を越えていきます。で、今回、江戸川の手前でナビの画面の片隅に表示された「
龍Q館」という文字が気になって寄ってみました。
案内表示に従って近づくにつれ水門機場のような建物があり、この時点で「首都圏外郭放水路のPR館」であることは分かったので見学することに。(大した写真はありませんが、
ギャラリーもどうぞ)
資料展示自体は質、量とも15分もあれば見終わる程度、映像シアターのようなコーナーでは5分程度のビデオ(大人向けと子供向けがあるようです)があり、ボランティアの解説員の方がいろいろ教えて下さいますで、外郭放水路の概要がよく分かります。
この放水路は、埼玉県北部、春日部市周辺の低地帯にある5本の中小河川を、国道16号線地下の巨大トンネル(延長約6km、直径10m、最深で地下50m)で結び、増水時に江戸川へ排水し、流域と下流部の洪水を防ぐ、という施設です。江戸川河岸のこの施設地下には長さ177m幅78m高さ24mの巨大地下空間があり、そこにたまった水を、4台のガスタービンエンジンで駆動されるポンプでくみ上げるという、巨大+パワフルな施設です。
で、実はこの地下の施設を見られるのかと期待したのですが、残念ながら事前予約が必要で、しかも平日のみとのこと。
地下巨大空間といわれれば見ないわけにはいかないので、密かに再チャレンジを心に誓い龍Q館を後にしました。
その後は本来の目的地、関宿の「
喜八堂」という煎餅屋さんに立ち寄り、ぜんざいなど頂きつつ、煎餅を大量に購入して帰宅。帰路、迷い込んだ細道。目前の橋は狭くて、とてもOBでは渡れません。しばし河畔を走りますが、それもやがて行き止まりに。私たちの行く手を阻んだ川は、堤防もなくOBのほんの2mほど低いところが川面です・・・確かに増水すればすぐに洪水になりそうだと思える風景でした。
この日の走行距離 約40km
出会ったOB (カウントしてませんでした)
夕暮れの河畔の風景は、地下の巨大設備が途方もなく感じられる、とても静かで平和なものでした。
Posted at 2006/12/03 22:54:08 | |
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