
先日レガシィの
TWとB4には試乗したのですが、そろそろアウトバックの試乗車も来たかなぁ、ということで、スバルディーラーにちらりと寄って来ました。また前回は私一人でしたが、今回は妻同伴・・・妻の辛口インプレッションにもちょっと期待(笑)
試乗車は全てCMと同じボディーカラーを用意したとのことで、アウトバックはカメリア・パール・レッドです。いつの間にかアウトドア御用達車から、ラグジュアリーSUV路線に乗り換えた感のあるアウトバックですが、見た目の印象派は確かに巨大です。個人的には全幅も全長も気にならないのですが、高さだけは何とかならないかなぁと(これはレガシィ全体に言えることですが)。乗り込むとやはり天井が高い・・・まあEyeSightを装着することを考えればこの高さは恩恵となるかも知れません。
走り出すとやや腰高感はあるものの、サスは予想外にソリッドな感じがします。TW2.5iのLパッケージで感じたフアフア感はあまり感じません。ワインディングを走らないと解りませんが、私は結構気に入りました。
エンジンは賛否両論の3.6Lですが、SI-DRIVEのSモードあたりだと排気量に見合ったトルクを感じられます。ちょっと踏み込めばぐっと来る加速は破綻無く速い、という感じ。レガシィのトップグレードとしてはこういうエンジンも良いのかな、と。ただし、やはり2.5Lエンジンでも充分じゃないか?という気もします。
また室内の静粛性は明らかにトップレベル(私が
試乗した限りですが輸入車も含めて)。マッキントッシュ装着車だったので、もしかしたら余分にデッドニングが施されていたかも知れませんが、エンジン音は当然ながら、ロードノイズも相当なレベルでシャットアウトされています・・・個人的には、一つの情報として、もう少しロードノイズは聞こえてくれてもいいかな、とは思いますが。
これで一通り新型レガシィには試乗したことになりますが、総評的に感じたのは、これまでのレガシィが持っていたドラバビリティーを含めた高機能な道具性、という側面は形を潜め、高級感とステイタス性という部分が強調されて来たということが実感として感じられました。
それが、最も端的に表れているのが、自ら6つ★を付けたアウトバック(3.6L)だろうと。ラフロードに乗り入れるための車高の高さが、車の流れの中で他を見下ろす視線の高さのために置き換えられてはいないか?・・・もちろんそういった車もあっても良いのですが、それを発売するほどのバックグラウンドがスバルというブランドにあるのか?という点に大きな疑問と懸念を感じてしまいます。
で、当家としては新しいアウトバックどうする?
という事は来年EyeSightが出てから考えることにいたします。衝突安全性でグランプリを取るのは前提として(というか新型レガシィはそれを宿命として背負っているはずです)、AWD、VDC、EyeSightによって世界で最も安全なグランドツアラーとなって、初めて高級感とステイタスが相応しいかどうかが評価しよう、という感じです。
Posted at 2009/06/28 18:22:22 | |
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