
休日の午前、いつものようにNHKの朝ドラを一週間分まとめ見したあと、TVKの「
車でいこう」にチャンネルを合わせると、今日は
シトロエンのDS4が紹介されていました。
ふーん、格好いいじゃない?やんちゃなプジョーに対して、大らかで保守的なシトロエン、というイメージがありましたが、DS4はややアグレッシブな印象・・・いい感じ♪
ということで午後からシトロエンのディーラーに行ってきました。(3年ほど前に
C5に試乗して以来です)
今までにないジャンルの車を作る、ということで、あえてセダンでもクーペでもハッチバックでもない、ということですが、実態は4ドアハッチバッグ。後席のドアノブが窓枠にブラックアウトされ、2ドアのように見せるという手法はアルファロメオ147とか
VWのシロッコ でもありましたが、シトロエンがそれを選択したことが興味深いですね。(ちなみに後部席ドアの窓は開きませんw)
C3ベースのDS3で意外なほどのポップ感、若い人へのアピールをしたシトロエンが、一つ上のセグメントのDS4でも若いマインドを演出している、というのは好印象です。新しい若いファンを掴まなければそのブランドは早晩行き詰まってしまうと思うからです。
ただその打ち出しが安直に見えるとブランド価値自体を引き下げ、既存のファンの失望を買います。でも、DS3ほど軽くなく、スポーティーでありながらも上品さを感じさせるDS4バランスは絶妙です。
ディメンション的には全長に対して全幅が広く、地上最低高も170mmもあります。ボリューム感のあるボディには大胆なプレスラインが刻まれています(実はよく見ると全体の印象の大人しいC4のほうがもっと複雑なプレスラインだったりしますが)。
要所要所に、やや過剰に(笑)採用されたメタリックのモールディングは、おやじ世代に充分訴求する上等感を醸し出しています。総合すると私は気に入りました、☆5/5です♪
乗り込んでみると、高い着座位置に驚かされます。またサポート性の高いセミバケット的なシートはシトロエンのイメージからはかけ離れています・・・って、今ではWRCの強豪なのだからもしかしたら、最近のシトロエンのイメージはこちらなのかも知れませんが(笑)
走り出すと同様にシトロエンの大様なゆるーりとしたサスペンション(これはハイドロニューマチックのイメージを引きずっているだけですが)を期待すると裏切られます。キチッとしてソリッド感のあるサスペンションでした・・・ただしそのおかげで高い着座位置なのにロールはほとんど感じませんでした。 ワインディングでも気持の良いのではないかということが容易に想像出来る感じです。
今回試乗した「Chic(シック)」というグレードには6EGSという機械がクラッチ操作をしてくれる、いわゆる2ペダルMTです。1速と2速のシフトアップにややもたつきを感じる事はありましたが、それ以外は特別違和感は感じませんでした・・・むしろ慣れればダイレクト感は爽快になるかも知れません。
エンジンは直噴1.6L+ツインスクロールターボだそうで、24.5kgmのトップトルクを1400回転から発生させるので、1300kgのDS4では充分以上です。実際2速に入ってからの加速はなかなかのものでした。
その他方向指示器の「カチカチ」音をいろいろな音色に変えられる、とか、メーター類の光りの色を白~青に段階的に変えられるとか、ドアミラーの死角に他車がいると警告するとか、賢い制御の電磁式パーキングブレーキとか、いろいろな装備が全部付きで・・・300万ちょっと♪(いえ充分高いけど、ドイツ車ほど絶望感を感じないですよね)
シトロエンのDS4 いいです。相当いいです♪
妻も大絶賛でした・・・特にお尻のデザインがいいと(どうも、妻には車のリアデザインに拘りがあるようです)
Posted at 2011/10/08 18:30:37 | |
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