
京都という土地、盆地であることは有名ですが、その地下にも盆地状の岩盤があり、そこに地下の湖のように大量の水が蓄えられているそうです。京都が古くから栄えたのはその地下水が利用出来たからですが、その豊かな地下水を大量に利用して古くから酒を造っていたのが今回散歩した伏見です。
先々週になりますが週の後半大阪に出張しました。その後一日実家に延泊し先週土曜日に伏見を歩いてから埼玉に帰りましたので、その模様を・・・
関西の酒所として有名な伏見。かつては「伏水」と書かれたほど豊かな地下水が利用出来る土地だったようです。
この日は京阪の中書島駅を降り、そこにあったパンフレットを一枚もらって歩き始めました・・・全く行き当たりばったりです(笑) ちなみにこの「黄桜」提供の行灯は駅から8分ほどのお寺「長建寺」の境内にありました。

古い蔵が並ぶ一角には「月桂冠」の
大蔵酒造 「
月桂冠大倉記念館」があり、木造の酒蔵に展示された資料を見られます。敷地内には、私が気が付いただけでも4つも井戸があり、実際に飲むことも出来ました。

杉玉に「月桂冠」とかかれた木札がぶら下がっていました。多銘柄を作る蔵だから何が出来上がったかを表示するんでしょうか?年月を経た扉の木目色と、木札の白木の対比がいいですね。
ゆっくり見ても30分ほど、見学の最後には勿論試飲が出来ますよ、お父さん!
今回は3種類を頂きました・・・私は酒が飲めないのでそれだけで真っ赤になりましたw

記念館を出て外側を見ると・・・・表札の横には
祇園祭りの粽がありました。
この時13時頃。散策を初めてまだ1時間ほどでしたがすぐ空腹に見舞われ、昼食を求めてアーケードのある伏見駅方面に進出しました。当てなく歩き3.4軒見送った後、良い雰囲気のお好み焼き屋さんを発見!

一歩踏み込んで内心ガッツポーズ(笑) 古くて馴染んで黒くてテカテカ油ぎった雰囲気はなかなかでした。こういうお店に巡り会えると一挙に幸せになります♪
←お店の方に一声掛けて一枚撮らせて頂きました。

豚玉540円くらいのスタート♪焼そばはキャベツに載っかって来ました。お好み焼き食べている間に焦げちゃわないように、ということでしょうか。
伏見桃山 「
ごん平」 なんて言っても五百円台スタートのお好み焼という、ご近所のお好み焼き屋さんの王道さがいいです。お味的には、プりっとした麺の焼そばはお薦め、お好み焼きは普通に美味しかったです。

その後はのんびり当てもなくフラフラと街歩きを続けました。お土産を購入したり、黄桜の「河童博物館」を覗いたり、やがて「龍馬通り商店街」を南下していくと、有名なスポットがありました。
←有名な寺田屋です。実際訪れて初めて知ったのですがここは「船宿」だったそうです。確かに宿は道路を挟んで水路(宇治川の分流)と対面していました。

寺田屋から水路沿いを歩きながら中書島(駅のロッカーに荷物を預けていたので)方面に戻っていきます。先ほど入った大倉酒造の蔵を水路側から眺めます。夕日が当たる時間を目論んでちょうど良い時間でしたが、観光写真にならないように撮るのは難しいですね(笑)

あたりが暮れてきました。指定席をとってある新幹線の時間まで余裕があったので、普通の喫茶店で珈琲を飲んで帰りました。
半日、のんびりと散歩が出来ました。
伏見、調べればもっと蔵元もあるはずですから、試飲を目的に散策するのもいいかも知れませんね♪
Posted at 2013/12/01 22:28:38 | |
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