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2014年05月10日 イイね!

□近藤酒店---秩父郡小鹿野町

□近藤酒店---秩父郡小鹿野町 秩父の北西に小鹿野という町があります。
先日の秩父ドライブの際に、栃本関から龍勢会館に向かう途中に走りました。ここは両神山等の登山口として高校生の頃から名前は知っていましたが、交通の便が悪く・・・当時は当然車を運転できなかったので行けませんでしたが、車オヤジとなった今では簡単に寄れました(笑)

 そこで、偶然通りかかって、驚きました。

 秩父往還140号線から別れ、山ひとつ超え谷が広くなりつつあると、突然現れた大正浪漫たっぷりの洋館。羽目板の2階建て和洋折衷の建築に、3階建てくらいの塔屋が繋がっていました。やや離れたところから塔が確認できたのでスピードを落とし停車しました。降車してじっくり眺めると本物の時代感に嬉しくなりながら写真を数枚撮りました。


入り口上部には「近藤酒店」という銘が取り付けてあり、ここの背後には広い敷地と数棟の工場風建物があったため、造り酒屋かなぁと思いつつ帰ってきました。帰宅後ネットで検索すると酒造は数年前に廃業したようですが、これは大正年間に店舗兼住宅として建てられたもののようです。


 現在は保存のため地元企業が管理しているとのこと。そういうことであれば、建物左側のブルーシート部分に解体の跡があることも安心できます。ネット上でこの建物の写真を確認すると、この部分は増築されていたようでしたから、本来の姿に戻している、ということかと。

 秩父盆地の奥で酒を作っていた、というのは興味深いです。酒造は醤油ほどではないにしても、ある程度の物流手段(多くは河川、内水面の船)がないと大量に作ることは難しかったはずですから、ここは地元向けの酒を造ってきたのでしょうか。

ちなみに数年前にも栃木でこういう造りの建物に偶然出会っていました。記事はこちらです。
Posted at 2014/05/10 18:10:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | □街中の「昭和」 | 旅行/地域
2014年05月05日 イイね!

□絹と煉瓦と珈琲を ---熊谷探訪

□絹と煉瓦と珈琲を ---熊谷探訪 富岡製糸場の世界遺産登録がほぼ決まったそうですね(祝)
確かに北関東に広がる養蚕文化圏とでもいえる地域で、各個人の生活と明治の近代国家黎明期の国家戦略が一本の糸で繋がっていたということは、世界でも稀な歴史であったと思います。また、その中心の富岡製糸場があれだけの規模で残ったということは、奇跡に近い・・・あるいはそれにかかわった人々や企業の志の賜物であったろうと思います。

 ということで、それまで官営だった富岡製糸場を1939年に引き受け、その後長きに渡って所有し、2005年に富岡市に寄贈した片倉工業に敬意を表して、その資料館に行ってきました。(前置き長いしw)

 片倉シルク記念館は熊谷駅の北、中山道17号線と秩父方面からの国号140号線が交差する近くの、イオン熊谷店の片隅にあります・・・正しくはかつての片倉工業の熊谷工場跡地がイオンになっているということで、2棟の繭を貯蔵した木造の巨大な倉庫が残されており、その中に製糸機械等がディスプレイされていました。残念ながら撮影は禁止との事で写真がありませんが、養蚕から製糸の方法、工場での生活などが大変詳しくボリュームたっぷりに展示されていました。ディスプレイの手法、照明なども洗練されていて・・・ああ、写真を撮りたかった(笑)
 結局1時間以上も資料を拝見しました(無料です♪さらにイオン駐車場も3時間無料♪)。背の高い木造倉庫ですが、中は乾いた松系の木の香りがしていました。

 次に向かったのは「星渓園」というこじんまりとした回遊式庭園+茶室。今は熊谷市の公園として整備され公開されているそうです。新緑がひときわきれいでした。ここの池はかつては豊富に湧き水があったとかで、ここから南に「星川」という川が流れています。荒川の氾濫原での湧き水の川というとムサシトミヨの川と同じですが、ここの湧水も今はほぼ枯れているようなのが残念です。

 星川は昔から熊谷市街地の憩いの場、だそうですが、太平洋戦争終戦の前日の熊谷大空襲の時には、火災に逃げ場を失った200~300人の遺体がここで見つかったそうです。

 今は幅広くゆったりと整備された川沿いの通りになっています。一軒のカフェがあり、満席でしたが10分ほど待ちコーヒーをいただきました。「ホシカワカフェ」というここは北欧風コーヒーとパンケーキのお店ということで・・・オスロ系コーヒーです。なんやそれ?って感じですが(笑)
←店主のお勧め手前がフレンチプレスで淹れたエチオピアの豆。超浅炒りで色も茶色です・・・お味は超フルーティー。酸味が前面に出ていますが、その後味がすごくすっきりしていて、もうこれはコーヒーというジャンルではない、というくらいの軽やかさ。冷めても酸味がおいしいというのには驚きました。
奥はブラジル系の豆をハンドドリップしたもの。エチオピアに比べると「珈琲」です。が、これも爽やかな酸味の後味のすっきりとした味です。

そうそう、パンケーキもいただきました。普通酸味の強い珈琲に甘いものってやや喧嘩する感じがあり、甘いものとは苦い珈琲と思っていましたが、今回のすっきりした酸味だといける、ようですね。。ノルウェー、オスロのコーヒーって初めて体験しましたが、大変面白いですね。


お腹も満たされたので本日最後の見学地は「熊谷聖パウロ教会」です。大正年間に建てられた煉瓦造り可愛い教会です。

うれしい事に、入り口には「ご自由にご覧ください」と書かれた札が掛けられていました。ちょうど西に傾き始めた日が少し入る静かな教会内はなんとなく懐かしい香りがしました。

 古い建物好きとして一番うれしかったのですが、帰りがけにふと振り返ると・・・屋根が瓦葺でした♪壁面までは完全に洋風なのに屋根だけが和風(建材)というのは和洋折衷建築の典型・・・屋根材は本来スレート(石材)なのですが日本では手に入りにくかったせいでしょうか、瓦が使われる事が多かったようです。


 熊谷は今までいつも通過するだけの街でした。秩父からの石や砂利を運び出すダンプが皆「熊谷」ナンバーだったので、そういうイメージしかありませんでしたが、少し調べると、古くからの交通の要所らしく、早くから文化的にも経済的にも開けていたことの跡が沢山ありました・・・そうそう、コーヒーの最新トレンド、北欧コーヒーもありましたしね。

北関東のシルクと煉瓦をたどる近場の旅、これからも探して行きたいと思った熊谷探訪でした。
 
Posted at 2014/05/05 19:23:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | □近場で発見の旅 | 旅行/地域

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「◎堂平山初登頂と荒サイグループライド http://cvw.jp/b/122372/46997535/
何シテル?   06/02 08:25
アウトドアマンを自負するが、 この数年キャンプをしていないし、 この数年リフトに乗っていない。 釣り師を自負するが この数年ラインを交換していないし、 ...

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