
先週の札幌一泊出張の翌日は会社の研修会でした。今年は静岡。新幹線で移動し、鰻丼を食べた後、タクシーを連ねてやってきたのは最近オープンした「
ふじのくに地球環境史ミュージアム」です。ここは廃校になった校舎をそのまま使ったミュージアム。そこかしこにその名残が残されていて、ノスタルジーと学習意欲が呼び起されますw

教室一つが一つのテーマでまとめられた展示室になっています。
←ここは自然界の食物連鎖をテーマに、沢山の標本が矢印で結ばれて「食べる」「食べられる」関係が展示されています。

その食物連鎖の一端には茶碗に入ったご飯が置かれています。そしてそこには一台だけ椅子が置かれていて・・・そこに自分が座ると、人間の標本展示が完成する、という仕掛けが施されていました。洒落が効いてます。

自然と人間の活動をシーソーで表した展示。時代が進むにつれ、人間の活動側にシーソーは傾いていきます。展示でありながら現代アート的・・・なかなかのセンスですね。

植物の種子標本。ガラスに外の植栽が映っていました。
(ただし、映っているのは裸子植物のソテツ、ですから、種の標本達と一緒に一枚の絵に収めるのも、いかがなものかと・・・とか考えながら撮りましたw)

一部の教室は、そのままの雰囲気に残されいまいした。着席してしばしノスタルジーに浸るのも、いいものです。

ふと見ると窓越しの木が色づく気配でした。

その木がある中庭に出てみると、この上ない気持ちよさ。

池があり、それに流れ込む水音が落ち着きます。

見上げるとわずかに色づき始めた葉ごしの青空がのぞめました。

教室サイズ(というか教室そのものですが)の展示室が9室。駆け足で見れば30分もかかりませんが、各部屋ごとに解説をして下さる方がいて、その説明を聞きながらじっくり時間をかけて見ることもできます。
今回は団体行動でしたので一時間ちょっとの滞在でしたが、居心地の良い中庭があり、校庭越しに相模湾を遠望できるカフェもあり、ゆっくりと過ごすことも出来そうです。
お薦めです。
Posted at 2016/10/30 21:52:53 | |
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