
スマホがあるのにわざわざDAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)なんて持つのは笑止千万!と思っていました・・・でもイヤホンをある程度良いモノ(リケーブルしてバランス接続が出来るモノ)にしてから、気になりはじめました。そこで、30Kから420Kまで、いくつも試聴して、
中古を32K手に入れたのがOPUS#1Sです。毎日往復2時間ほど通勤時に聴いて、昼休みに30分昼寝しながら聴いて、夜はスリープタイマー1時間設定して聴きながら寝落ち・・・という感じで、もう、無くてはならない存在です。
それぐらい使ってみてのレビューです。
■総括(いきなり?w)
もっと話題になっても良い気がする隠れた名機

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良い所
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音のつくり。・・・解像度は高いのですが、それを感じさせない聴きやすいバランスが絶妙。音楽が自然に楽しめます。ともすれば解像度が高いとクールになりがちですが、高音~中音~低音にむけて少しずつボリュームが増すバランスが絶妙なので、ウォームで楽しい音になっている点がいいかな、と。
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バランス接続。・・・このクラスになるとどのDAPでもバランス接続ができますが、解像度が一段上がって、音の厚みも増します・・・実はどうしてもバランス接続を試したくてDAPを手に入れた、というのが真相なのです。
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余裕のパワー。min~max150段階のボリュームですが、インピーダンス20ΩのAKG N40でも60くらいで十分で、まだ余裕があります。ライン出力にするとMAXボリューム(150)固定になりますが、それだと真空管プリメインのゲインを絞らないといけないので、ボリューム120くらいにして使ったりもします。
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謎のノイズと「ゲイン」設定
・使い始めて気が付いたのは、特定の曲の特定の部分で高音の「カリッ、ガリッ」というノイズが出ること。ボリュームを絞っても出るし・・・前の所有者がたった二日でオークションに出したのはこのせいか?と不安になりました。
・その一方で、設定メニューに「ゲイン」という項目があるのに気が付きました・・・オーディオのヘッドユニットなのに「感度(利得)」の設定ってなんだ?と思う事約一週間。
・試しにゲインを「高」から「中」に変更してみると、謎のノイズは解消しました(ホッ)。
察するに、DAPは一台のハードですが内部的には、プリアンプ(とかDACとか)とパワーアンプに分かれていて、そこの部分での「ゲイン」設定という事なのかなと。何はともあれ解決してホッとしました。

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ポンコツなところ
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ブルートゥースやwifiにまったく対応していないところ・・・いえ、そこをバッサリ切って、音の良さとサクサクの操作感に特化してコストを抑えたDAPという事ですし、それを承知で手に入れたのですが(笑) その後聴き始めたSpotifyなどのストリーミングサービスをDAPでも聴けたらいいのになぁとは思うようになりました。
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ジャックの位置。スクリーンの上側にイヤホンのジャックがあります。画面を見て、再生スタートしてポケットに突っ込む、という一連動作だと、画面の下側にジャックがあった方が便利です。ポケットの中でも自然にボタンが押せますしね。まあ、この位置でも胸ポケットに入れる、という場合はOKなのですが、そこに入れるには筐体が厚すぎですね。
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音の良さの割に評価されていないところ(笑)
新品でも43kくらいまで値段が下がって来ました。
良い音のコスパを考えるとOPUS#1Sはおススメです。
追伸:とはいえ、昨年末からFiiOの新しい(とってもお手頃価格の)DAPも出てきていますので・・・そのうち試聴に行かないと(イカンイカン)
Posted at 2019/01/31 21:23:17 | |
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