「なんや！」の万能性

お昼のＮＨＫの番組で日本橋のオタロードにある女中さん？がいる足湯屋さんで生中継があり、おっちゃんが割り込んで更にキレた映像が流れたそうです。


大正浪漫の足湯屋さんというところで、西日本の痛車が集結するタイムズの駐車場付近で横はしょっちゅう通るんですが、入ったことがないです。


中継でおっちゃんは「なんや！」と叫びましたが、関西弁では口調や前後の関係からマルチに使えるフレーズです。某巨大掲示板に秀逸な用例がありました。

客「なんやコレ」　　　　　　　 (何ですかこれは)
商「なんやと！」　　　　　　　(何を言っているんだ！)
客「『なんやと』ぉ!?」　　　　　(「何を言っているんだ！」だって!?)
商「なんや!?」　　　　　　　　　(何か言いたい事でもあるのか!?)
客「なんや!?」　　　　　　　　　(何でそんなに怒るんだ!?)
商「なんや!?」　　　　　　　　　(何だやる気か!?)
他「なんや」　　　　　　　　　　(何事だ)
他「なんやなんや」　　　　　　(何が起きたのだろう)
他「なんやケンカやて」　　　 (何だかケンカだそうだ)
他「なんや」　　　　　　　　　　(なんだそうだったのか)
客「なあんやあ」　　　　　　　 (※威嚇の声)
商「ねえあんやあ」　　　　　　(※威嚇の声)
警「もうなんやなんや」　　　　(まぁいい加減にしなさい)
警「なんや？なんやねん」　　(何があったんだ？)
商「なあーやねん！」 　　　　 (何で関係ない人間が入ってくるんだ！)
警「なんやねんてなんや！」　(関係ないとは何だ！)
商「なんや！」　　　　　　　　　(お前もやる気か！)
客「なんやーーーーー！」　　(※怒りを爆発させた声)

繁華街でのケンカや交通トラブル等の小競り合いでは本当にこんな感じです。


他に「ちゃうちゃう」をスムーズに言えれば関西人というのがありまして
昔、探偵ナイトスクープという番組で紹介されていましたが、ＡさんとＢさんが毛むくじゃらの犬を見て犬種について語らう場面での用例です

Ａさん

『ちゃうちゃうちゃう？』（チャウチャウじゃない？）

Ｂさん

『ちゃうちゃう、ちゃうちゃうちゃうんちゃう』（違う、チャウチャウではないのではないか？）