
カリーナ(カムリ)噺、ここまでやらせて下さい。
1980(昭和55)年3月に新規オープンの「トヨタビスタ店」、コレに主力車種の「ビスタ」が間に合わないってのは、「販売のトヨタ」にあるまじきことですよね。
でも、間に合わなかった ・・・
故に「クレスタのお店」という印象が付いちゃった。
資料室資料によると、ビスタ(つまりカムリ)は、もともと古くから計画されていたそうです。
ところが、フォードとの提携話がダメになって、登場が遅れたそうです。
なので、1981(昭和56)年9月登場のカリーナⅢ(画像上)が先に国内販売が始まりました。
画像上はリヤランプ下が赤ラインですので、GTです、2T-GEUの。
コレ、4独ですね(カリーナはこっからですね)。
セリカⅢは7月とデビューが早まってます。
で、1982(昭和57)年1月に7thコロナ(ロジャー・ムーアの)。
ここで、セリカ・カリーナ・コロナは3つ子車になります。
で、1982年になって3月に、2年遅れでビスタ店にビスタが投入されます。
で、カローラ店にはカムリですね、もちろん、エンジン横置きFF。
ここで、セリカカムリのお役目は終了するワケです。
画像下は翌年に追加されたツインカムモデルですが、外観はこんな感じ ・・・ カリーナ軍団の過度な直線基調よりも丸みをおびてる箱車です。
全長4415㍉×全幅1690㍉、ホイールベース2600㍉の広大なセダンです。
で、なぜか、1983(昭和58)年1月にコロナに5HB(FF)が追加されます、コレ、コロナ8thとされます。
7代目ではまだFRレイアウトのコロナに突拍子もなくFFがでてきたワケです。
で、10月には、セダンFFも登場し、同月発売のブルFFに対抗します。
でも、この時、コロナはFRもFFも発売してるんです。
で、1984(昭和59)年5月には、カリーナFFも登場(こっちもFR併売)。
最終的に1985(昭和60)年8月にセリカがFF化されたとき、コロナクーペ・カリーナEDも同時発売となり、FRシリーズは消滅します。
FRとFFの二刀流ができるのはトヨタだけですよね。
まだ、FFへの抵抗感のあるお客様にはFRを残す、かゆいところに手が届くトヨタ商法です。
で、このFF、セダンはコロナとカリーナが兄弟車。
変形種(まぁ、クーペ系)は、セリカの三つ子車。
で、セダン系は、カムリ・ビスタの方がデカイです(でも、5ナンバー)。
80年代のトヨタは ・・・ 凄いんです。
ただ ・・・ カムリ・ビスタは国内販売は今一歩でした。
皮肉なことに少し小さめのコロナ・カリーナの方が、ネームバリューもあってかよく売れたんです(ここで、BC戦争はコロナに軍配が上がりますよね)。
しかし、北米では、カムリの快進撃がアコードとともに始まるワケです。
で、いろいろあったカムリですが、北米のケンタッキー工場での主力車種になっていきます。
アコード同様、代を重ねる度に、国内市場では ・・・ ね(涙)。
日米 ・・・ どうもダブルスタンダードがある気がしてならない。
コロナ禍の中、この80年代半ばまでのモヤモヤが晴れていきました。
もちろん、私感が8割ぐらい占めてますがね(笑)。
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Posted at
2024/12/16 00:00:57