
あの頃、大衆車では販売好調だったトヨタも、
小型車部門ではなかなか日産の牙城を崩すことに苦心してました。
クラウンとセドグロは別にして(汗)、
ローレル・スカイライン・ブルーバードは強力でした(当時はね)。
この頃のトヨタには、正面から当たるのがコロナマークⅡしかなかったんですよね。
で、ジャパン発売時(1977年)に、登場したのが「チェイサー」です。
前年にフルチェンジしたコロナマークⅡの兄弟車で、オート店で売られました。
コロナマークⅡは、ローレルとは歴史的にも正面からあたるクルマで、販売もBC戦争チックな面もありました。
トヨタにとって「目の上のタンコブ」的な存在がスカイラインで、
同じ会社なのに、販売店違いのブルーバードがその存在を意識してました ・・・ 直6シリーズをブルU・810の2代で提供してました。
ブルはショートノーズにも4独があったけど、スカイラインショートノーズは「TI」とやり始めたけど、ほぼ後輪はリジッド(ニセンTIに遅くに4独、RSに4独はあったけど) ・・・ 流石、本家のクルマは差をつけてますね(嘲笑)。
で、3代目コロナマークⅡは、コロナとはかなり違いをはっきりさせて登場しました
・・・ もう直6モデルに力点を移してましたね。
で、画像上、その兄弟車としてデビューしたチェイサー。
日産・三菱の兄弟車と違って、トヨタのはそれなりに差別化されています。
この代(MX40かな)で、ついに4独の足回りを上級グレード(1800にも)にラインナップしました。
ただ、チェイサーには「グランデ」にあたるモデルはなく、代わりにハーダーサスの「SGS(画像がまさにソレ)」がありました ・・・ コレはスカGの赤バッジに相当するクルマでしょうね。
顔・リヤも違いますし、サイドも微妙にプレスラインが異なります ・・・ チェイサーの方が「若向き」でしょうか(私感です)。
この代ではスカGの牙城を崩すことはできず、
画像下・GX61でついにキャッチアップします。
画像下はアバンテですね、このツートンカッコ良かったですね。
あ、若い人ね、「アバンテ」はマークⅡでいう「グランデ」にあたるモデルで、何でも付いちゃってる豪華仕様です。
この登場は、1980(昭和55)年秋かな。
画像下の4HT(ピラードのね)とセダンの二本立てです。
魅力的な2HTは ・・・ 消えました(残念)。
このチェイサーアバンテは思い出がありまして、
友人のカズくんが、卒業を機に「クルマを買う」と言いだし、学校近くのオート店に見に行ったんです。
まんまこの色のアバンテが置いてありました。
良いなぁ~って思いましたが、値段を見てあきらめました(買えないよね)。
カズくんは、しばらくして、真っ赤なコロナHT2000GTを購入したと風の噂で聞きました(あはは)。
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Posted at
2024/12/27 00:01:32