
1986(昭和61)年には、主なメーカーの6気筒フラッグシップサルーンが揃います。
この頃は、「打倒クラウン」を目指すのですが、
直6で勝負するメーカーは … 日産のRB・ディーゼルがあるくらいかな。
V6で勝負に出てきますね(ほとんど返り討ちかな)。
1983(昭和58)年に日産がV6を華々しくデビューさせたんですが … V6搭載車ってまだ難しかったかな(私感です)。
どうしても「直6コンプレックス」が見え隠れするんですよね(私感です)。
V6は、エンジンの長さが短くできるので、FFにも対応できます。
この頃のFFメーカー・ホンダはレジェンドを、
三菱は大きめのFFギャランΣとデボネアの新型にV6エンジンを積みました。
生真面目なマツダは、ルーチェ(画像)はV6縦置きのFRでクラウンに立ち向かいます。
複雑怪奇な日産は、セドグロのガソリン車はV6(ディーゼルは直6)、ローレルはV6・直6の二刀流でした(汗)。
ショーファードリブンとして使うなら、その機能(後席にふんぞりかえるお偉い方のモノ)を考えると、三菱デボネアVが最も適してました。
が、デボネアVは「三菱グループの重役さん」というニッチな枠を占めただけで、「AMG」なんてのも出したけど、パーソナルカーとしてはさほど広がりませんでした。
結局、こういう車を購入する層は、たいてい、クラウンを選んでしまう。
ハイソカーブームに乗って、「いつかはクラウン」って感じでパーソナルカーとしても広めようとするトヨタの努力で、
直6クラウンは、V6のライバルたちを駆逐していきました(よね)。
そして、まだ「昭和」でしたので、例の「平成」の自動車関連改革はないので、
5ナンバーサイズでとことんに詰められたクラウンは、この車を購入できる層にはドンピシャでした。
「平成」になって、3ナンバーワイドボディが消費者の駐車事情お構いなく解禁されたら、この時代の車たちは、三菱ディアマンテの好調に歯噛みすることになります(5ナンバーサイズで企画されてるから、エンジンは2500とか3000にいっても、3ナンバーで設計されたディアマンテのドンガラには悔し涙を流すワケです)。
FFレジェンドもいい車だったけど、買い替えの下取り価格に大きな失望をすることになります。
FRルーチェも、まだまだ「マツダ地獄」が存在することに(涙)。
やはり、「老舗」の力は凄いです。
そのクラウンも、「ゼロ」の代でV6へ移行しますが、まだまだ先のことでしたね。
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旧車ネタ | クルマ
Posted at
2025/09/16 00:00:25