
1980年春 ついにスカイラインにターボが載ります!
キーンというターボ音とともに画面から飛び去る4リングテールランプ。5代目スカイライン通称「ジャパン」のモデル末期に追加されたジャパンターボのCMは今も目に焼き付いています。
今まで「ケンとメリー」とか「Mr.&Ms.(これミズといって独身・既婚含めた女性という意味でミスではありません)」というカップルを意識したCMの多いスカイラインにあって、今回カップルは登場するものの表情は緊張感にあふれています(このときのメリーさんは雪村いずみの娘さんだ)。
当時ターボは「省エネターボ」といってそのパワフルな性能をあまり全面に押し出せませんでした(いつの世にもお役所はうるさいわけで・・・)。
だから、エンブレムも非常に小ぶりなものがトランクリッドの右隅に。
控えめなスカGターボの登場でした。
しかし、多くのスカイラインファンは盆と正月がいっしょにきたぐらいの大喜び&大騒ぎでしたね。
皆が好んで、あの「逆文字TURBO」ステッカーをフロントバンパーに貼っていました。
コレ、前のクルマのバックミラーからみると「TURBO」と読めるというものなのですが、当時「きみきみ、ステッカーあべこべに貼っているぞ」と指摘されたジャパンオーナーがいたとかいないとか・・・。
それと、ゴールドのストライプと金文字の「2000GT TURBO」のサイドステッカー。
こういうオプションがあると、日産お得意の「なんちゃって仕様」ができるわけです。
かつての「なんちゃってGT-R」よりもお手軽で「なんちゃってスカGターボ」がね。
強者はTURBOのエンジンヘッド(これ確か1万円)をかぶせていましたね。
GTカーはDOHCだと主張するトヨタ(及びイスズ)に対して
日産は「大人のGTはターボ」という感じで対抗していくようになります。
このあと、80年代を代表する「パワーウォーズ」に突入していくわけです。
Posted at 2012/10/09 05:13:37 | |
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