
1980(昭和55)年前後にばたばたと行われた丸目ヘッドランプから角目への移行。
元々、丸目で開発されたクルマがMCで角目になった場合は、「前の方が良かった」という声が多くなるのは当たり前だったと思います。
スカイラインは「ジャパン」のMCで角型ヘッドランプになりました。やはり、角目になるのを嫌がった人たちが丸目4灯の前期型を駆け込み注文したらしいです。
当時スカイラインは押しも押されぬ「月販1万台」の大看板車。排ガスへの緊急の対応で5年間売ったケンメリが歴代販売のトップということですが、「もしジャパンが5年売っていたら・・・」確実にケンメリの販売台数を越えたと思います。なにしろ、この角目ジャパンの人気を急激に上げた、カンフル剤がモデル末期に投入されたからです。
それが「夢のスカGターボ」の追加です。
このころ、トヨタが「DOHC」を強くアピールする販売戦略を展開し、いまいましさを感じていた日産は「TURBO」で巻き返しを図っていきます。その急先鋒にたったのが、この「夢のスカGターボ」こと角目ジャパンターボでしたね。私が71レビンを買った翌月4月のことでした。
ターボが出回り始めた夏ごろには、角目ジャパンは憧れの的に変わっていました。
あれだけ「丸目が・・・」って言ってた人たちも、あっという間に角目のファンに。
おそるべしTURBO!!
+15万円で+15馬力。フェアレディ280ZXの馬力が5ナンバーで手に入るわけです。当時3ナンバーはびっくりするぐらいの自動車税を払わなければならなかったので、これは朗報でした。
しかも、心優しい日産はスカGの全グレードにターボ車を追加しました。赤バッジオンリーではなく、ベーシックな青バッジにもゴージャスな金バッジにも。
「2000GT TURBO」
憧れましたねぇ~、やっぱり。
Posted at 2012/11/22 05:51:34 | |
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