
ずいぶん前(2007年ころ)、「driver」誌に載せていただいたイラストです。
トヨタ自動車にとって「C」の付くクルマはとても大切なモノでしたね、昭和の頃は(ここで遠くを見る)。
この代までは、セリカ・カリーナの双子車ですが、
次の代(3代目)からは、コロナも加わります。
で、この2代目カリーナ(セリカ)の果たした一番の役割と思うのが、DOHCエンジンの大衆化です。
排ガス規制や石油ショックの影響で、
他のメーカーが早々にDOHCエンジンを諦めていく中、
粘り強くこだわり続けたのが、保守的と思われがちな・・・トヨタでした。
未対策のソレックスツインキャブレターの豪快さ・力強さは陰を潜めてしまいますが・・・
EFI化によって排ガス規制をクリアしていきます。
EFI=エレクトリック・フューエル・インジェクション、
日産はEGIって言ってましたね(Gはガソリン) ・・・ いわゆる「電子制御」ってヤツですね。
これによって、DOHC・ソレックスツインの気むずかしさから
冬場でもセル1発のエンジン始動が実現され、DOHC-EFIはより身近なモノになりました。
若い人は「チョークを引く」なんて ・・・ 知らないよね(知らなくても良いけど・・・)。
そして、インジェクションエンジンはそこぞこパワーも身につけます。
2T-G(1600cc)は27レビンと同じ「115馬力」を得ますし、
18R-G(2000cc)は、未対策ハイオク仕様の145馬力まではいきませんでしたが、
130馬力までパワーダウンしたツインキャブ仕様(18R-GU)から135馬力まで改善します。
カリーナの2000GTはここでウレタンバンパーをまとったんだと思います。
しかし ・・・ 今の電子制御はすごいね。
Posted at 2013/12/07 03:41:38 | |
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