
弟が乗っているクルマは購入プランからはずれますよね。
例のセリカを譲った弟は、私に何の相談もなく(怒!)、
あのセリカを下取りに新車を買いました。
それがAE86、赤黒のスプリンタートレノGTアペックスでした。しかも、電動サンルーフやサイドステップ・リヤスポイラーなどオプション満載の・・・唖然!
・・・私はカセットしか付けられなかったなぁ~、71レビンに。
そして、弟はこのハチロクを皮切りに、
92レビンGT-Z、エディ・マーフィーのセリカGTフォー、トイチのトレノ、アルピーヌ似のセリカGTフォーとクルマをコロコロ乗り替えていきました。
まぁ、こういう事情からAE86というと「弟のクルマ」という印象が強く、
以前にもブログりましたが、「レビンは71まで」と私が思っているのもこういう経緯でございます。
さて、ハチロクは今も大人気で、それにあやかりたい名前の新車も出るぐらいです。
それは、軽量コンパクトのクーペボディに名機4A-GEU、そして、このクルマがFRレイアウトを維持していたというところにあります。
1980年代はFF化の時代でもありました。
居住スペースや燃費などの点から部品数がFRに比べて少ないFFは、大衆車にあるべき駆動方式ということで、コロナ・ブルーバードクラスまでFF化されていきました。
当然、カローラ(当時のNo.1カー)もFF化されるワケですが ・・・
そのタイミングは1983(昭和58)年、70カローラ(FR)のフルモデルチェンジの時となり、
他車に比べて遅れました(もうこの頃は昨日のネタの赤いファミリアが好調に売れていました)。
カローラのFF化については、その前年にカローラⅡなるFF2BOXを出して、
「カローラもFFだぞ、ついにカローラもFFになるぞ」っていう前振りばっちりの念の入れようでした。
・・・と同時に名機2T-Gに代わるスポーツエンジン(4A-G)もスタンバイOKのタイミングでした。
80カローラはすごいラインナップで登場しましたが、
その中でカローラレビンについては、71のFRシャシーをそのままに、これに4A-Gを載せました。
つまり、80カローラはFFとFRの2本立てだったわけです(こんなことができるのはトヨタだけです)。
コロナ・カリーナ(セリカ)でも、FFとFRの2本立てをやりましたね。凄いです。
これはFFに臆病な保守的な層と、FFに前向きな層をともに取り込もうというものであったようです。
あ、画像は後期のトレノですね。1987(昭和61)年まで生産され、FFにバトンタッチされますね。
Posted at 2014/10/23 04:45:29 | |
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