
画像は初代ソアラ後期のターボ、
インタークーラー付きでグロス160馬力版です。
クラウンに載せられたニセンターボは、当初、日産の直6ターボ(L20ET)と同じグロス145馬力でした(遠い目)。
これは3ナンバー280Zと同じ馬力です。
5ナンバーで3ナンバーのパフォーマンスというのが「売り」でしたね(シミジミ~) ・・・ 3ナンバーは自動車税がとても高いので、これは喜ばれました(ホノボノ~)。
この古~いニセンM型に載せたターボを、クラウンを皮切りに、
コロナマークⅡブラザーズ、セリカXX、ソアラと次々に搭載していきます(4ATオンリーで)。
セダン系はグロス145馬力版にとどめたものの、
スペシャリティ系のセリカXXとソアラには、インタークーラーで武装した160馬力版を用意しました。
この時の「恐るべしトヨタ商法」は凄かったですね。
「(ターボくらい)ウチにもありますよ」のM-TEUは、160馬力も出し~の、
「(4バルブぐらい)ウチにもありますよ ・・・ しかも24バルブでっせ」の1G-GEUも160馬力、
「(1800ターボぐらい)ウチにもありますよ ・・・ しかもウチのはツインカムターボでっせ」の3T-GTEUも160馬力(これについてはまた近日)。
スカイラインRS(4バルブDOHCのグロス150馬力)対策は万全ですね(汗&笑)。
日産は、古~いL型ターボにはインタークーラーを付けませんでした。
最新鋭FJ20Eを古~いL型ターボがインクラ付けて越えてしまうことは良くなかったと思ったんですかねぇ、それとも最新鋭V6にご執心だったのか、定かではありませんが ・・・ 汗。
この「ウチにもありますよ」商法は、しれーっと凄かったですね。
今思うと ・・・
スカイラインRS、170馬力ぐらいにしておけば ・・・ ね(爆&涙)。
アレ、それぐらい出てましたよね?
かつての名機S20・スカイラインニセンGT-Rの160馬力に遠慮したのか、
4気筒ニセン4バルブのRSは150馬力にしたんですよね。
カタログ小僧達から見れば、「150」よりは「160」ですよね(爆)。
これでスカイラインRSは孤高の道を突き詰めていきます、「史上最強」とか「クールに乗れ」とか。
「打倒スカイライン」が見えてきた、1983(昭和58)年でしたね ・・・ 恐るべしトヨタ商法。
Posted at 2016/12/21 05:38:30 | |
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