
初代セリカXXは、2代目セリカの追加車種として登場しました。
元祖スペシャリティカー・セリカは、
初代は国内でもケッコウ売れたのですが、販売の主戦場は、やはり、北米でした。
そこには「ズィーカー(Zカー)」と呼ばれた、フェアレディZがおり、2代目のS130型に変わってもなお、好調を維持していました。
こちらは、本格的なスポーツカーでした。
しかし、セリカに「LB」が追加される頃には、
フェアレディZにも、「2by2」という4人乗りが追加されるなどしました。
こうなってくると、トヨタに、あの商法が頭をもたげてきます ・・・ 「あ~あ、それならウチにもありますよ」的な、あの商法(笑)。
で、直6モデルのZに対して、セリカは直4。
なら、直6載っけちゃえって感じで登場したのが、セリカXX(北米ではとある理由で「セリカスープラ」)です。
2座スポーツカーと、カリーナを兄弟車に持つスペシャリティカー、
成り立ちは全然違うのですが、ユーザー達はこの2車をライバル視するようになりました。
Zは、2代目で4独がストラット・セミトレに変更されました。
で、3代目コロナマークⅡ(初代チェイサー)で、上級グレードに同じ形式の4独を採用したトヨタは、80年代に入って本格的に4独車を投入してきます。
ゴーイチクレスタ(半年後にロクイチコロナマークⅡ&チェイサー)を皮切りに、スペシャリティカー・セリカにも、XXの後期モデルについに2800&4独を登場させます。
ここらへんの事情を「ハチマルヒーロー」のイラストで表しました。
日産も負けてません(笑)。
80年代に入って怒濤のターボ車攻勢をかけてくる中、
名車・初代レパードを投入します。
実際、セリカXXのライバルはこっちでしょうね(私感です)。
お気楽若者向けクルマ雑誌「driver」は、280Zには、たいていセリカLB2000GTをぶつけていた記憶ですが、
画像、「モーターファン」はレパードをぶつけてましたね。
だいたい、「driver」はXXはあまり手がけなかったですね、もっぱら直4DOHCセリカでしたね(遠い目)。
80年代を目前に、日産はシルビア(&ガゼール)をデビューさせ、元来のライバル関係に戻りますが、
この頃のセリカは、スカイラインGTにケンカ売ったり、お盛んでした。
良い時代でした(しみじみ~)。
Posted at 2020/08/08 06:11:15 | |
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