
トヨタのゾウさんマークを初めて付けたのが、セルシオだったと思います。
画像は、その左ハンドル版で、こっちの方が正規ですが、Lマークがフロントグリルに輝いております。
このクルマの登場の背景には、日米貿易摩擦が横たわっています。
確か、輸出台数の制限を受けたんですよね。
だから、カローラ1台輸出するぐらいならセルシオ(レクサスなんですがね)1台輸出した方が効率的なんです。
日本メーカーが高級車に本格的に取り組む下地ができたワケです ・・・ 日産もインフィニティQ45ってのを作りました。
全長4995㍉×全幅1820㍉×全高1400㍉、4リッターV8フォーカム(ヤンキーのOHVデロデロとはワケが違う)、1750㎏の、
スーパーヘビー級(今だとミドルサイズかな・・・笑)でも、カタログ燃費は7.1!
これぞプレステージカーですね、当時550万円。
国内市場に神経をくだくクラウンとは、別物でした。
1989(平成元)年の登場で、この年のカーオブザイヤーに輝きます(我らがスカイライン32型は無念の涙を飲む)。
この時に、クラウンに先に、このV8を載せるんですね(よく載せたよなぁ)。
クラウンはマイナーチェンジ期だったので、どうしょうもなかったのでしょうね、きっと。
1991(平成3)年のフルチェンジでは、あの「マジェスタ(V8モデル)」と、あの「アリスト」が揃ってランナップするんですが ・・・
ダメだよ、セルシオがあったら、プレステージな方々はこっちへ行っちゃいますよね。
昭和の時代にトヨタが作り上げた、カローラ→コロナ→クラウンという、
栄光の頭文字「C」の「冠」由来グルマによるヒエラルキーを、ゾウさんマークとともに、自らブチ壊してしまったんだもの ・・・
資料が見つかりませんが、セルシオの国内販売って当初なかったって記憶です。
「レクサスLS」で、左ハンドル専用でいくって聞いてたけど ・・・
曖昧ぃ~~~~ 汗&笑。
ゼロクラウン(お初V6モデルクラウン)登場まで、セルシオの陰を引きずりますね。
ここでやめとけば ・・・ やめられないか(汗&爆)。
クラウンは最後まで、ゾウさんマークをフロントにつけるのを拒否しましたね、その矜持があったんだろうなぁ、きっと ・・・ 知らんけど(汗&笑)。
どっかのスカなんとか違って、「王冠」マークをフロントに輝かせてましたね。
Posted at 2020/12/09 06:37:55 | |
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