
スカイライン2000GTS-Rのエンジンです(画像)。
1987(昭和62)年に、マイナーチェンジとともに追加発売された、800台限定ブルーブラック一択のホモロゲーションモデルです。
誇らしげに「210PS」とデカ赤字で。
おなじみのRB20DETですが、
セラミックターボの標準モデルは、ネット180馬力でしたが、
グループAレースを制するために仕組まれた「R」の付くエンジンは、どでかいメタルタービンに置き換えられてネット210馬力を発生します。
フロントスポイラーも「オート」ではなく、ガッチリした大型が固定されます。
そして、リヤにもデカイスポイラーがのりました。
当時、スカイラインから興味・関心を失った連中からは ・・・ この時は、まぁ、それなりのグロス馬力カーを持っていたので ・・・
「何、なに、あの4HTと同じ馬力なの」って時代に乗り遅れたこと言ってましたね(遠い目)。
「グロスだと240馬力ぐらいなんだけど・・・」。
私は、この頃、有料だった三河湾スカイラインで、
2ドアスポーツクーペGTSに追いかけ回された体験してますので、スカイラインは生まれ変わってたんだよとは内心思ってました。
マークⅡ3兄弟には、楽勝で勝ってたんですが(若かったな)、GTSは違ってたな~、「流石スカG」って思わされました。
で、グループAで苦戦していたRSターボに変わって、GTS-Rが出てきたワケです。
だから、「GT-R」でも良かったワケですが ・・・
スポーツクーペは「GTS」と称したので、「GTS-R」となったんです。
・・・ 櫻井さんの企画段階では「GT-R」だったんですがね。
開発に関わった、33・34主管の渡邊さんは、自虐気味に「スカイラインGTスモールR」なんて語られてましたが、
これはまぎれもなく「GT-R」を名乗ってもおかしくない逸品だと(だいぶ経ってから)思っています。
Posted at 2023/07/28 00:06:41 | |
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