
「1985(昭和60)年」のところで述べましたが、
総量規制で北米相手に薄利多売は許されない状況になりました。
だから、高額な高級車やスポーツカーが続々出てくるワケですが ・・・ ホンダは、プレミアムサルーンを開発しました。
それが ・・・ レジェンド(画像下)。
FF専門メーカーであった、この頃のホンダには、
直6は無理で(横置きFFにできないよね)、1カム4バルブのV6エンジンを世に問いました。
2ℓと2.5ℓの二本立て。
2ℓは5ナンバーサイズで、全長4690㍉×全幅1695㍉、
2.5ℓ3ナンバーは、全長4810㍉×全幅1735㍉、
ホイールベースは2760㍉と堂々たるサイズです。
まだ、平成の自動車税改革が入ってないので、「売れ線」は5ナンバーでしょうが、3ナンバーの、どっかの2大メーカーがやるようなサイドプロテクターを巨大化する手法はとらず、ブリスターでフェンダーを膨らませています。
フロントロー&ハイデッキの「日本的な高級車」とは一線を画していました。
コレは、提携先のイギリスBL(まぁ、ローバー)の影響があるかもしれません。
同僚が乗ってましたね、
32スカイライン4枚からの買い替えだったので、ボリューミーなスタイルは「へぇ~」って思わせました(32がシュリンクしたスタイルだったから余計に感じましたね)。
FFだから後席はクラウン・セドグロをはるかに凌いでましたね。
ホンダは当初、「豪華は不得手」って言ってたけど、なにがなにが、日本的高級車にはない「なにか」を持っていました。
後に出てくる、スペシャリティな2ドアHT(これは2700cc)は、ソアラ何するものぞって気概を感じました(販売は ・・・ だったけどね)。
さて、1985(昭和60)年のホンダ、凄いでしょ。
軽のニューカー、ワンダーシビックのMC、クイントインテグラ、アコード&ビガー、そして、レジェンド。
トヨタで言えば、カリーナ・コロナ・クラウンと立て続けにニューカーにするってことですよね。
コレは ・・・ やっぱり、凄いですよね(しみじみ~)。
しかも、FF高級車ってのの成功例(販売はわからないけど)が初代レジェンドにはあったと思います。
ってことを、コロナ禍での自粛期間に学習し直しました(あはは)。
Posted at 2024/09/13 00:03:31 | |
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