
ロータリーエンジンは「夢のエンジン」とか「革新のエンジン」とかつて呼ばれ、どのメーカーも開発に躍起になりました。
が、モノにしたのは東洋工業。マツダでした。
「ロータリゼーション」と称して、フルラインナップ化に乗り出したところで、あの「石油ショック」に襲われます(涙)。
ハイパワー・高効率も「大食い(ガスイーター)」のイメージが強く、マツダの野望は打ち砕かれます。
しかし、マツダのロータリーにかける情熱は死なず、
1975(昭和50)年のコスモAP(高級サルーン&クーペ)、
1978(昭和53)年のサバンナRX-7にその命運を託します。
中でも、サバンナRX-7は、ロータリー専用機として、あの悪評を吹き飛ばしました。
画像をご覧下さい ・・・ RB26と比べれば明解です。
低重心・コンパクトがもたらす恩恵は、フロントミッドシップというスポーツカーに必須のレイアウトを可能にします。
ローターの回転をそのまま駆動に活かせるので、レシプロエンジンに比べて部品数も少なく背も低いです。
なので ・・・ 低く造れるんですよね(レシプロのスカGにはできません)。
当初、12Aではじまった初代は、頭抜けたハンドリングマシンになりました。
そして、1985(昭和60)年、フルモデルチェンジを迎えます。
より付加価値を付けて(12A→13B、凝った足回り)、2代目FC3Sへ移行します。
コレは、FFファミリアのフルチェンと違って、見た目にも斬新で、中味も間違いないモノに仕上がりました。
ただ ・・・ 当時の若造からすると、やっぱ、「燃費」はキツイですね。
直6スポーティモデルと同等かそれ以下でしたね(偽らざる本音)。
20代のサラリーでは ・・・ なかなか維持がね(泣)。
ワカバの頃、コスモAPに憧れつつ、あの宇佐美恵子さんに「ボク、コレに乗りたかったらもっと人生経験積んでね」って言われているような感じを受けました。
そして、30代のところで、実は、後期見に行ったんですが ・・・ 踏み切れませんでしたね。
FCの黒の「GT-X」、欲しかったなぁ~(遠い目)。
ぶっちゃけ「燃費」と「お値段」でしたね ・・・
私には、ちょっと手が出なかったです(結局、FFジェミニZZ)。
ご隠居32を手に入れた頃なら ・・・ でも、あの時はBNR32でした。
車って、買うタイミングってあるんですよね。
噺逸れますが ・・・
ロータリーの新車情報ってまことしやかに流れますが、
是非、ロータリーの特性を活かしたスポーツカーにして欲しいものです ・・・ 全幅をバカみたいに広げないで下さいね、無理だろうけど(諦観)。
Posted at 2024/10/09 00:00:18 | |
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