
前年からですが(汗) ・・・
1985(昭和60)年、日産は新しいスカイライン(セブンスのことだよ)にハイソカー的な性格を持たせます。
この時、トヨタは、マークⅡを「コロナ」から独立させ(GX71ね)、ツインターボなる「GT」をラインナップに加えてました。
すでに、先代(GX61)でハイソカーブームを引き起こしていたので、GX71は円熟の域に達してますね。
「白のGX71」、バカみたいに売れました。
この時、日産には、スカイラインとローレル、クーペのフェアレディZとレパードがありました(遠い目)。
1983(昭和58)年に「これからはV6だ」という感じで、トヨタ直6に対抗しようとしたんですが ・・・ この路線が、フラフラし始めます。
なんせ、スカイラインGT(直6FR)があるからね。
で、まず、ローレルを直6とV6の二刀流でデビューさせ(C32ね)、
セブンススカイライン4ドアを先行発売しました。
もう、ほとんど5ナンバーフルサイズ、誰が見たって、マークⅡ兄弟を念頭に開発したというのが明確でした。
で、あのワケの分からない「都市工学&ソフトマシーン」広告。
市場は正直でした、「No!」を突きつけます。
で、出てきたのが、1986(昭和61)年5月の、
2ドアスポーツクーペGTSシリーズでした(画像)。
4ドアベースなので、全長4660㍉×全幅1690㍉、ホイールベース2615㍉、かなりデカイです(画像)。
まぁ、デザインは好みが出ますが、リヤのオーバーハングが凄いよね(コレならゴルフバッグも楽勝かな)。
画像にもあるけど、ボディ剛性を考えたセンターピラー付きの2ドア、
ハードトップはなくなります、欲しい人は4ドアへどうぞって感じ(笑)。
CM展開もハード路線に戻ります。
で、スカイラインにスポーツイメージをオーバーラップさせるファンにとっては、「これぞ本命」というモデルでした。
しかし、この時のトヨタが凄かった。
GTSが出る前、1月に2代目ソアラ、2月にスープラが出てきます。
3リッターターボはネット230馬力、2リッターツインターボはネット185馬力 ・・・ ソアラはキープコンセプトながら丸みを帯びたニューデザイン、セリカXXから独立したスープラはアメリカンタイプのビッグハッチバッククーペ。
上手いよね~、ニューカーにはニューエンジン、ニューサスだもの。
他方、売り方のあまり上手くない日産 ・・・
セブンススカイラインについては省略(笑)、
Zは、マイナーでV6・4バルブNAを追加するし(もったいない)、
レパードは、好きな方は大好きだけど、これも「ソアラを横目で」って感じで、コレにはV6・4バルブNA。
このデザインなら ・・・ RBでしょう。
シルビアなんか、マイチェンでFJやめて1.8ツインカムターボだもん、おまけにガゼール廃止。
思えば「名ばかりのGT達は、道をあける」で、日産を本気にさせたトヨタ、
大人げないパワーウォーズを繰り広げる中で、日産を圧倒していきます。
80年代の最後にあの日産サンニーコンビが出てくるまでは、「販売も技術もトヨタ」だったよね、お気楽ユーザー側から見れば(汗)。
あ、私感ですよ、個人的に思ったことです(汗)。
Posted at 2025/03/06 00:00:19 | |
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