
最近、空気抵抗Cd値なんて言わなくなりましたね ・・・ SUVがゴロゴロ走る今はそんの関係ないか(あはは)。
セブンススカイラインの2ドアスポーツクーペは、Cd値0.31と驚異の数値でした(スポーツカー並みですね)。
で、当時、ファンを喜ばせたのが、「世界初」と唱った(セブンスはとにかく「世界初」がお好き)、「GTオートスポイラー」でしたね(画像、フロントバンパー下)。
これが空気抵抗低減に一役買ったんです。
コレは、リヤスポイラーとセットオプションで、ツインカム&同ターボモデルに装備されました。
若い方のために ・・・
GTオートスポイラーは、車速感知式電子制御可変スポイラーで、
車速70km/h以上になるとダウンし、50km/hで格納される。
もちろん、マニュアル操作もでき、センターコンソールのシーソー式スィッチで操作できました。
ダウンするのが70km/h、アップするのが50km/hと、20km/hの差をもたせたのは、ダウンとアップを繰り返す領域を作らないための方策でした。
「低速でも出しっ放しにできる方が良いのでは」という意見は、開発段階では出たそうですが、「より速く、安全に、気分よく」をテーマとするGTSだから、空気の影響の少ない時はダウンさせても意味がないということで、上記のような設定になったということです。
前述の「0.31」は、ダウンした時の数値です。
コレを全面に出したテレビCMは ・・・ やっぱ、いかしてましたね。
やはり、スカイラインはこうでないとイカンのでしょうね(遠い目)。
「走り」にこだわった装備が、あのもや~っとした「ソフトマシーン」広告展開を吹き飛ばしました。
が ・・・ 翌1987(昭和62)年、GTS-Rが限定発売されると、
ケッコウ、この仕様にする方、いましたね ・・・ ドデカ固定式スポイラー。
このGTS-Rは、ツーリングカーレースに参戦していきます。
GTS-Rは、勝ったことも敗れたこともありました ・・・
この「敗退」がBNR32への開発目的になりましたね。
そのお噺は、また、来年にできればと思います。
でも ・・・ スカGは、ツーリングカーレース(サーキット)なんだよね。
ラリーとかジムカーナなんかは ・・・ 違うんだよね。
オールマイティなクルマは「ない」ってことです。
さぁ、港・四川(おすすめスポット参照)の壁、「1986(昭和61)年」をイラストで振り返っていきましょうね(ほのぼの~)。
Posted at 2025/03/07 00:00:52 | |
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