
4年でフルモデルチェンジ、間の2年でマイナーチェンジが入る。
この頃のクルマ作りは、多くのメーカーが「新車需要」と「2年ごとの車検(この頃はね)」を念頭に新車開発をしてました。
名車B110ダットサンサニーが、3年で、あのB210にスイッチして(なんでだろう?)、
カローラは、順当に4年で3代目「さんまる」に変わります … と言いても、先代の20カローラはしばらく併売されるんですけどね。
で、さんまるカローラは、5年作られるんです。
ここで、ダットサンサニーとカローラのモデルチェンジのタイミングがズレます。
これは日産が勝負を避けたというより、きたるべき「排ガス規制」への対応が大きかった印象です(私感です、曖昧です)。
1974(昭和49)年4月、ペットネームは「E30系」という3代目の型式名に由来するもので、「♪カロ~ラ さんまる」って短いコマソンまで伴いました。
20系比で、全幅65㎜・ホイールベース35㎜・前後トレッド40㎜拡大と、一気に大型化しました。
コレは、排ガス規制対策のため、エンジンベイを大きくする必要があったからとのことらしいです(曖昧)。
メルセデスはエンジンをまたやるそうですが、そんないい加減なカーボンニュートラルとやらとは縛り方が違ってました、この時代は。
アメリカ大統領が「環境問題は詐欺だ」なんて国連で放言しちゃうぐらいですが、この時のアメリカはシビアでした(例の「マスキー法」ね)。
これも「外圧」かなぁ、北米輸出に頼っていた国産メーカーは、コレに対応せざるを得なくなるんです。
日産の「NAPS」に対して、トヨタは「TTC(トヨタ・トータル・クリーンシステム)」で四苦八苦の対応が始まります。
まぁ、それは気が向いたらお話しするとして …
さんまるカローラ、デビュー時はセダン(2ドア・4ドア)とハードトップ(画像)、
兄弟車のスプリンターには、ハードトップはこの時はまだなくて、フルファストバックのクーペがラインナップされ、差別化が進みました … ちなみに、スプリンターは「E40系」です。
B210ダットサンサニーに遅れること一年、「ベストセラー」をほしいままにするさんまるカローラが登場し、
ウチの親父の初めての「マイカー」(前のまでは会社のクルマだったからな)が、このさんまるカローラHTです(「ハイDX」だったけど、画像は豪華装備の「GSL」)。
Posted at 2025/11/03 07:00:56 | |
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