2025年11月19日
ウチの資料室には、5代目スカイライン(通称「ジャパン」)の丸目4灯の2000GTのカタログが二種類あります。
一つは、「ケン」役(あ、「MR.」役かな)が、あのマイケル富岡さんが表紙のモノと、もう一つは丸目4灯GT-ESの正面図でデカい黄色いフォグのモノです。
コレ、型式を見ると、前者はGC210で後者はGC211なんです。
そう、昭和の排ガス規制のゴール「昭和53年排出ガス規制適合車」は、この丸目4灯の後期モデルで達成されました(存外、コレが知られていない)。
カタログによると …
『精悍GT「電子制御エンジン」で登場。走りを高め、全車一斉に53年規制をクリアー。』とあり、
「高度な電子制御システムを縦横に駆使しました。
全車に新採用のハイブリッドICフルトライグナイター、
そして、日産が日本で初めて開発した
電子制御キャブレター(E.C.C)と、定評の日産E.G.Iに、
無交換式の三元触媒をプラスした、電子制御システムです。」と。
そして、「伝統ある2000GTの、あの走りに、いま一段と磨きがかかりました。」とも(泣けるなぁ)。
スカイラインは、プリンス製エンジンを消したケンメリ後期からジャパンの前期までで、あの苦難の排ガス規制をパスしていったんです。
で … コレってトヨタのセリカも同じ感じだったんですね。
セリカも初代の「でかバン」モデルから、あのアメリカデザインの2代目丸目4灯の後期モデルまでで排ガス規制をパスしています。
象徴的な「18R-G」 … これも「2000GT」ですね … コレがEFI(トヨタは「フューエル」、日産は「ガソリン」)で「18R-GEU」で最終53年規制に適合していきます。
「GTV」から「GTラリー」に代わるタイミングですね。
ここらへんから「スカイライン」と「セリカ」が、
若者向けカー雑誌でライバル視されるようになるんです。
もちろん、スカイラインは「GT」で、セリカはショートノーズ直4DOHCモデルで、ですよ。
決して、「XX」ではなかった記憶です。
どうだろう、セリカXX初代って、初代レパードの2ドアぐらいと比較されてた記憶です(しみじみ~)。
Posted at 2025/11/19 06:54:38 | |
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