
平成のはじめに自動車税関係の改正が行われ、3ナンバー規制が排気量だけになりました。
全長4.7㍍・全幅1.7㍍(5ナンバー枠)から解放されたので、
3ナンバー・ワイドボディの2000cc車があちこち走るようになりました。
そして、この改正で2000cc~2500ccのレンジのクルマが、
特にお値打ちに映りました(昔の3ナンバーはと~っても高い税がかかっていましたので・・・)。
だから、どのメーカーも2500ccのエンジンを導入するようになりました。
スカイラインでは、32後期の頃で、ボディサイズはそのままに2500ccNAエンジンを導入しましたね(遠くを見る)。
ライバルとされた、トヨタマークⅡブラザーズもGX81の後期で、2500cc車はやけに太いモールを付けていました(さらに遠くを見る)。
これはモデルチェンジの時期の関係でしたね。
一番タイムリーだったのが、ミツビシ・ディアマンテでしたね。
一昔前のBMWを思わせるようなデザインと、3ナンバー専用ボディで大ヒットしました。
そこで、スカイラインも次期型の33で3ナンバーにトライするワケです(時代の必然かな)。
画像のようなデザインで ・・・
セダンは 全長4720㍉×全幅1720㍉×全高1360㍉
クーペは 全長4640㍉×全幅1720㍉×全高1340㍉
これで32のネガだった「後席が狭い」とか「トランク容量がもっと欲しい」といったものを克服し、32譲りのハンドリングを手に入れたワケですが ・・・
まだ生産されていた32GT-Rのせいか、リニアチャージの2500ccターボは250馬力にとどまりました(ライバルは「ウチにも280馬力ぐらいあるよ」という感じでしたね)。
今のアテンザと並べると小っちゃいんですが ・・・
2歩・5歩の車庫証明に慣れ親しんだ者からすると、デカく見えるのですよね~。
当時のデザイナーたちも、まだ3ナンバーワイドボディをうまく表現できなかったような気がします。
やはり「慣れ」は必要ですよね ・・・ 今のマツダデザインなんかは見事です。
これでデザイン枠に自由度が生まれるわけですが ・・・
2歩・5歩のクルマ環境はそんなに簡単には自由になりませんよね、それが今も問題だと思います。
特に、「全幅」ですよね~。
Posted at 2014/10/31 04:23:15 | |
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