
日産はFF体制を完成させた年でしたね(遠い目)。
前年のT11型導入・大衆車サニーのFF化に始まり、
画像のパルサー、そして、新しいリッターカー・マーチを登場させ、これまた新しいミニバン・プレーリーまで誕生させます(自粛の成果です)。
これこそ ・・・ やっちゃえ 日産。
で、パルサーには「エクサ」というスペシャリティクーペも追加しています。
エクサ ・・・ 同期が乗ってました。
流行のリトラクタブルヘッドライトに、似合わない(笑)フェンダーミラー ・・・ まだ、ドアミラー解禁前です。
白いセリカXXを「エレキング」って呼んでいたのに対し、銀色のエクサを「ナメゴン」ってディスってましたね(遠い目)。
エクサはあまり売れなかったようだけど、リアルで見られたのは幸せ者でした。
で、パルサー2代目。
ルーツは、1970(昭和45)年に登場したチェリー。
本格的なエンジン横置きFFでした ・・・ あの頃は、アウディもスバルもエンジン縦置きだった記憶です。
流石「技術の日産」 ・・・ というかプリンス企画らしいです。
チェリーは、チェリーFⅡを経て、パルサーになるわけですが、
1981(昭和56)年についにFF化されたサニーに比べて、しっかりFFでした(うーん、表現難しい)。
FFサニーは、FRサニーを愛用していたユーザーを意識しすぎて、FFっぽくない味付けというか、FRユーザーに違和感ないような味付けなんですよね。
パルサーとの共用が進んでいるけど、日産からすると「サニーの方が上だ」という感が出てましたね ・・・ プリンスのじゃないんだっていう(あ、自粛)。
だから、FFサニーには「ローレルスピリット」という豪華版も兄弟車で出てきます。
一方、パルサーには、プリンス店初FFの「ラングレー」が先代からあてがわれてましたが、この代で「リベルタビラ」というセダンをラインナップに加えます。
これで、日産販売店にエントリークラスのFF車がすべて揃うわけですが ・・・ これが良かったのかどうかは、ねぇ。
トヨタの3C(カローラ・コロナ・クラウン)、日産のサニー・ブル・セドグロ。
間を埋めたカリーナ・マークⅡに対して、バイオレット・ローレル。
スペシャリティのセリカに対して、シルビア・ガゼール。
コンサバなFR車のような販売姿勢が、FFに通じると思ったのでしょうね。
Posted at 2021/10/08 06:15:34 | |
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