
80年代、いすゞは新型車を着々とリリースしました。
117クーペの後継でピアッツア、
フローリアンの後継でアスカ、
そして、1985(昭和60)年、ジェミニをFFにしました。
スペシャリティのピアッツアは、
FRジェミニのシャシーを利用して、ジウジアーロの妖艶なデザインを再現しました(パチパチ)。
で、実用車としての2台は、時代の流れもあって、FFへと変貌しました。
5ナンバーミドルクラスのアスカは、FFの利点をよく活かし、全幅1670㍉とホイールベース2580㍉で広大な室内空間を実現しました。
これに相当する他メーカーのは、ビスタ・カムリ、カペラ、Σ、アコード・ビガーと蒼々たるメンツが揃いました ・・・ が、販売では後席の狭い(笑)、マークⅡ3兄弟に差をつけられました(それが80年代でしたね)。
で、5ナンバーの大衆コンパクトクラスを引き受けるFFジェミニは、
全長4035㍉(3HBだと4㍍切るかな)×全幅1615㍉(いすゞの良心がでてますね~)、ホイールベース2400㍉。
これで広さは十分です ・・・
なんせ、後期セダンに乗ってた者が言ってますからね(あはは)。
用意されたエンジンは、1.5OHCのグロス86馬力、遅れてこのディーゼル版70馬力。
その後、ターボディーゼル、OHCターボ、そして、テンロクDOHCとラインナップを広げていきます。
で、何と言っても、FFジェミニというと、あのCMですね。
歴史に残る「街の遊撃手」のアクロバティックなCMの数々ですね。
で、画像のような勘違いヤローも出てくるワケで、FFジェミニはケッコウ売れましたね。
まぁ、私もその一人かな ・・・
後期のテンロクDOHCの載ったハンドリングバイロータスを、「男30」のところで購入しました(平成元年式でした)。
デザイン的には、前期型のド初期のモノが良いです。
四角いクルマはエアロパーツが似合うのですが、「素」が良いですよね。
あの有名なCMも、「素」のモデルが使われてましたよね。
FFジェミニで特筆すべきは、そのボディカラーのセンスの良さですよね。
私は「ロータス」だったので、BRG(ブリティッシュ・レーシング・グリーン)を選びましたが、セイシェルブルーとかピンクとかイエローとか良かったですね。
パステルカラーの似合うクルマでした(しみじみ~)。
あの頃は、トヨタ・スーパーホワイトⅡの全盛だったので、余計に鮮やかに映りましたね~(遠い目)。
Posted at 2024/06/03 00:00:57 | |
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