2017年07月08日
前前前前前回あたりからちょこちょこ話はしてましたが、フロントドアにオトナシートを貼りました。
ついでにオーテクAquieTの青い丸い制振材も追加。
本当はここからさらに、stpNG04もしくはレアルシルトディフュージョンを貼り込む予定だったのですが、
夜勤明けの朝七時から作業したのに既に暑いために予定変更。
とはいえ、変化や効果を見ながら施工できるので、今の時期はこの方法が良いでしょう。
さて、デッドニングをするならできれば音楽を流して、振動しているところを確認しつつ制振したほうがよいという情報がありましたので、試しに低周波数の音を鳴らして確認しました。
いくつかの周波数を確認しましたが、ある周波数ではドア中央が、ある周波数ではドア周囲が、ある周波数ではドア中央から下にかけて…と、かなり変化しているのがわかりました。
今回は低域の改善というか、全体的に振動を抑えるのが目的だったので、ポイントで制振していくよりも全面貼りで全帯域を落とすことを目的にしました。しかし効き過ぎると困るので、制振材というよりは防音材であるオトナシートを使うことにしました。
またドア中央とその下には、AquieTを二枚貼っておきました。
そして、これまで仮貼り付けのままだった、スピーカー裏の吸音材を貼りました。
こちらはstp crystal Premiumを使いました。何か表面がすごく反射しやすそうな形状で、その裏に吸音材、そして制振材になっているという何とも奇妙な構造。これを養生テープで貼り付けただけだったので、オトナシートを貼ってからいよいよ本貼りです。
ちなみにコレなかなか良い値段した覚えがあります。
ところでオトナシートやらを貼っていくんですが、この時期の直射日光が馬鹿にならなくて、アウターパネルが本当に半端じゃない熱さになります。
制振材を貼ることを考えると良いことなんですが(ヘナヘナになる)、脱脂するのに生憎パーツクリーナーがなかったので、代わりにアルコールを使いましたが、これ吹いたら発火するんじゃないかと思うくらい暑かったです。
ちなみにエタノールの発火点は400℃近いので発火はしないみたいですが、引火は簡単にするのでタバコ吸いながらだと非常に危険ですね。
気温の高さよりもアウターパネルの熱さに長時間触っていられず作業ができないという初の出来事に四苦八苦しながらも、何とか一通りの作業を終了。というより切り上げたようなもんですが。
ここで組み上げて音出ししてみますが…
オトナシートを貼る時に、それほど大きくはない吸音材が貼ってあったのを剥がしたので、今のドアの状態はさながら鉄製バイオリンのような状態です。
吸音材も最低限、スピーカー裏だけです。
さて毎度のごとく長距離ドライブで確認します。
まあ予想通り、曖昧さが減りさらに細やかな表現になりましたね。
しかし鉄箱感と呼んでいる、いかにも金属の箱にスピーカーを入れて鳴らしている感は完全には消えていません。でも、吸音材も拡散材も入れていないことを考えると思ったよりも出ていないと感じます。
ただ、高域が強いです。当然と言えば当然ですね。軽く吸音材が必要です。
中低域についてはメリハリは十分、自分好みの音の硬さになっています。
あとは高域。ホント高域がずーっと課題のスピーカーです。
ひとまず制振材については、今の自分の音の好みからすれば、低音を出しても不足することはないと思うので、吸音材での追い込みに入ります。
まずはレアルシルト ディフュージョンを試して、それから吸音系を試します。
特にボーカル系は聴き浸っていたいです。録音が良いとやっぱり良いですが、アラも出すようになってきたので、ソース自体が悪いと悲しくなってしまうことも。
最近古いCDを片っ端からカーステで聴き直してます。
Posted at 2017/07/09 02:10:50 | |
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2017年07月01日
安定化電源のbewith R70Aは結構な高評価みたいですが、さて入れたらもう終わりなのか。
オーディオには沼と呼ばれる蟻地獄がそこかしこに存在しますが、底なしではないけれど似たようなもの「ヒューズ地獄」があります。
伝染病ならぬ電線病は有名ですが、他にも電柱だとかBGコンデンサーだとか、色々あるところの一つです。
さてヒューズ…皆さんはどう思ってらっしゃるのでしょうか。
今はブレーカーですが、でもブレーカーが上がって停電した時にヒューズが飛んだとも表現します。
理由は、昔は今みたいなスイッチ式のブレーカーではなく、ヒューズを使っていたから。
あのガラス管みたいなヒューズを使っていたのです。
ではヒューズが飛ぶのはどういう時か?
夏場や冬場、エアコンを付けながら電子レンジを回しドライヤーを使ったらほぼ間違いなく飛ぶでしょう。これらに共通するのは、消費電力が大きいということです。
正確ではありませんが、家庭用電源は100Vですから、それぞれ1500W、500W、1000Wとしたら、3000Wの電力を消費します。電力消費は電流と電圧の積ですから、家庭用電源が100Vなら30Aの電流が流れたことになります。30Aというとアパート向けくらいの容量になるので小さめです。
でもどうして30A流れると、流れなくなるようにする必要があるのか?
たくさん電気を使う電器製品の電源コードを触ってみるとわかりますが、結構熱を持ちます。
電気が流れると熱が発生します。これによって最悪の場合には火事になることもあります。
それに、電気回路というのは、大体どれくらいの電気が流れる状態で使うということを決めて作られています。だから多すぎてもいけないし、少なすぎてもいけない。飯を食わないと動けないし、雷が落ちれば流れすぎて下手をすれば死んでしまうのです。
同じ事が、家の中の電気の配線にも、全ての電器製品にも言えます。
そうならないように、何らかの原因で大量の電気が流れた時には、熱でヒューズが溶けて電気を遮断するのです。
ですから、電器製品が「絶対にきちんと動く」のであれば、必要はないのです。しかし安全神話や絶対は机上の空論以外には存在しないので、要らないかもしれないけど入れてあるのです。
しかしヒューズは明らかに余分な回路であり、接触抵抗であり、大抵のスピーカーケーブルよりも音響品質的には劣っています。というよりも、何処のホームセンターでも売られているものがステレオにも入っています。
これは、ステレオが電器製品である以上は入っていて仕方がない…という考えであると思われます。
けれどもやはり、ヒューズが音質劣化の原因であるという考えは昔から存在しています。買ったところから自己責任だと、ヒューズをバイパスしてしまう猛者も居るそうです。
電源ケーブルをどれだけ高級品に替えてもヒューズを通って劣化してしまうのは意味が無い…とでも考えたのか、ヒューズも同じように金接点にして、さらに劣化要素を下げたものがあります。
ヒューズの機能は発揮できるようにしながら不純物を下げ音質への影響を最小にしたのです。
主に関口電機から販売されているものが有名でしょうか。
そんな考えをカーオーディオにも輸入したのがF2musicのプレミアムロジウムメッキヒューズですが、異なる種類の金属メッキを何層も重ねることによって、ヒューズでの接触抵抗を減らしています。
音の変化が大きいこともあって人気なようですが、MAXIサイズはなくMIDI、ATO、MINIのサイズがあります。大抵のヒューズには対応できるため、アンプ等の内蔵ヒューズを交換する人も多いようです。
同様のヒューズは他社からも出ており、Ritz Fuseというものもあります。こちらはMAXIタイプのものもあります。
普通MAXIヒューズは規格があるので半端な値のものは無いことが多いのですが、よりによって安定化電源R70Aのヒューズが70Aという数値なのです。ただ使うなら60Aのものを使えばよいでしょうが、
70Aの替わりを探すのは大変です。
ところがRitzFuseからは70Aのものが出ています。一体どこに需要を見込んだのか不思議な感じですが、存在してます。
RitzFuseは方向性があるらしく、Rマークが表示されていて、これがどちら向きかで方向性がわかるようになっています。
但し矢印が書いてあるとかいう訳ではなく、音を聞いて良いほうに合わせてください…というものらしいです。もし複数使うならば、全部の向きをちゃんと合わせてね、と…
何度か向きを変えていますが、個人的には良い悪いで言えばどちらでもないような…
音の変化はありますが、良し悪しよりも好みで合わせればよいように思います。
一方はやや尖った感じのある硬めでシャープな音質、反対側はカドが丸すぎる訳ではない輪郭は残してやや温かみのある音質といったところでしょうか。
まあ音質的にどうこうというものがなくても、純正のスズメッキ打ちっぱなしの状態よりかは、接触抵抗も良いでしょうから、寧ろそちらの理由で入れてる感じですね。
たまに向きを変えると後悔するという…
一応ですが、R70Aは常時通電で必要時のみ増幅する回路構成のため、エンジンを切っていても電気は流れています。
このため、ヒューズを交換する時に刺し方が悪くガリッと片を飛ばしてしまうと火花が飛びますので注意してください。
音質への真偽はともかくとして、たまに音の雰囲気や気分を変える時には面白いアイテムだと思います。
値段もそれほど高くはないので、接点のメンテナンス代わりにいかがでしょうか。
Posted at 2017/07/02 01:06:01 | |
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2017年07月01日
時間の問題でしたが、終にスピーカーケーブルが全てJBLになりました。
前回はパッシブからミッドバスへのスピーカーケーブルをJBL JSC1500にしましたが、今回はツイーターということで太さはそこそこに、JSC550にしました。
見た目は完全に平行二芯線で、メーカーもカーオーディオ用途に認めています。
今回は加工がラクです。ただの平行二芯線ですからストリッパーで引っ張れば終了。うーん何てラクなんでしょう。前回は半端ないほどにゴチャゴチャして、加工したくないケーブルランクの上位に入りましたが、音は良かったので幸いでしたが。逆方向に比例しないでほしいです。
そんなことは置いておいて、引き回し。
これまではNanotec systems SP#79 specialを使っていましたが、これはこれで中々良い感じでした。ただ組み合わせの問題だけです。
もし嫌になったら戻せるように、ケーブルは通したまま残しておきました。
当然のことながら、益々JBLらしい音になりました。もっとヘッドホンに近付いたと言ってもよいでしょうか。
ただ傾向としては、Nanotecのほうがカッチリとして輪郭が明らかでハキハキしているような印象、JBLは独特な空間表現を伴うのでこれが耳につくと厄介ですが、今のところそこまで強いものではないような印象。太さの影響も大きいと思われますが、余りにはっきりと独自の空間を出してくるところは、エージングで和らいでくれるかもしれません。ましてや高域ユニットですから無きにしもあらず。
好みだけで言えば、Nanotecのほうが良かったかも…
まあ今回はJBLで揃えましたが、Nanotecで揃えても良いかもしれませんね。
但しNanotecで、今のSP#79を太くしようとすると、かなり単価が上がります、これは厳しい。
それまでに似たようなケーブルを探せればいいんですが。
そういえば最近はSVモデルという、PC-tripleC導体のケーブルを出したそうなので、具合によっては細くてもこれでも良いかもしれませんね。
それより前にまずはP01ですね…一体どんなステージングを見せるのか気になる。
P01でも十分にいけるのか、有難いことにちょっと金銭面で余裕ができそうなので単体機を入れてみちゃっても惜しくないような音が出るのかはわかりませんが、400Xの音を生かしつつDAPを直接入力できる夢のようなプロセッサーがあればいいですね…
早くP01を入れたいですが、エージングが終わってくれないと…!!
少なくともあと二週間は鳴らしたいところです。楽しみ。
Posted at 2017/07/01 00:21:07 | |
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