地下と温泉と

気温は高めながら、雨がパラつくかも、という微妙な予報で、肩こりの解消目当てに温泉コースとした。今日は箱根湯本温泉へ。

いつもの湯本富士屋ホテルは、日帰り温泉が正午スタートなので、それに合わせて少し寄り道を。今日は昭和の風景ということで、総武快速線の地下線から、馬喰町駅に行ってみた。

昭和47年の開業当時、国鉄では一番地下深いところにある駅として有名になった。実際にはホームが地下5階にあって、お客さんの数が限られていることから、地下1～4階の移動はエスカレータとエレベータだけに限定している。ただ、階段は非常用に残してあって、そこは昭和な空間がそのまま残っていた。

地下4階に都営新宿線の馬喰横山駅との中間改札があって、ワンラッチで乗り換えできるようになっている。乗り換え改札は都の担当。

ホームはシールドトンネル2本を並べた形で、途中所々に上下線をつなぐ狭い通路がある。普通、ホーム部は真ん中にさらにもう1基シールドマシンを配置して幅を確保するのだが、そこはセコい国鉄ゆえか、利用者数が限られるからか、こんな設計になっている。なかなか興味深いところだった。

あとは淡々と小田原へ移動して、ゆったり温泉に浸かってきた。帰りは不安定な空模様で、結構雨も降ってきたから、予報はまあ当たりだったらしい。