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本番車のエンジンを見ていて、「これって2.2Lなんですよね？」としょっちゅう言われる。

いつも申し訳なさそうに、「いや実は2.0Lなんですよ」と返すと、反応は様々。ただ、たいていの人は「なんで2.2Lにしないの？」といった表情に行き着く。

エンジンOHの時、2.2Lを選択しなかった理由は色々あるけれど、これまでに何度も日記に書いてきたとおり、エンジン回転数のマージン確保が最大の要素。要は、ヘタッピな運転手への対策ということ。

2.2Lにすると低速側トルクのアップになるから、これはこれでヘタッピな運転手に合っているとも言える。でも、今も時折回しすぎてしまうことを考えると、2.2Lへの変更は二の足を踏んでしまう。

それよりも、サージタンクやスロットルなどで出来ることは色々あるわけで、そちらをひととおりやってから考えてもいいのでは？

やれる事を全部一気にやる風潮が全盛の中で、少しずつ、運転手の引き出しを作りながら、のスタイルはもはや時代遅れなのかも知れない。でも、それが「楽しく続けられる成長」につながるような気がする。