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建物の照明にも急速にLED照明が普及しつつあるのは、ご承知のとおり。

ただ、ダウンライトなどのように、作り付けの照明がLEDになった時、交換をどうするのか、という問題がある。いくらLEDが長寿命だといっても、半導体の品質のバラツキを考慮すると、早いもので数年したら急速に光量低下することが懸念される。

平たく言えば、電球や蛍光灯なら、「切れたら自分で交換」すれば良かったものが、LEDの作り付け照明だと、数万円かけて電気工事を行う羽目になる、ということ。これは省エネ長寿命の効果を上回る損失と言っていい。

住宅メーカの中には、「LEDなら永久に交換いりません」などと言っている所まであるらしいが、実にひどい話。

同じ事は、車の灯火類についても言える。ターンシグナルが切れ長なデザインになった車は、切れたら灯器丸ごと交換になる場合もあるわけで、数百円のバルブ交換だけで済む車両とは大違い。

でも、新車を乗り継いでいく人には関係ない話かも？