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国際線の空の旅のお楽しみの一つが、機内食だろう。言葉を聞くだけで何となくおいしそうに思えるから不思議なもんだ。

コロナを境に、機内食も外販する動きが一部に出てきて、全日空などは自ら販売するまでになっている。ただ、1食あたり1000円ぐらいするので、決して安価ではない。羽田空港などでは自販機も登場していると聞く。

まあ、でも機内という特別な場所で食べるからおいしいのではないか、という気もする。そんな意味で、航空科学博物館の中にあるレストランは面白いことをやっているらしい。

メニューはごくふつうの洋定食なのだが、機内食のような食器に盛り付けて、成田空港を離着陸する飛行機を眺めながら食べる、という仕掛け。大宮の鉄道博物館で、車内に入って駅弁を食べるスタイルと似ている。

確かに、特別な体験をしながら食事すると、さらにおいしく感じる。そんな要素も含めて旅のお楽しみ、なのかな。