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今日の画像は、千葉都市モノレールの台車部分。普段は鋼製の函型レール内にあって全く見えない部分なので、かなりレアな光景だろう。

日本に導入されたモノレールは、アルヴェーグ式(跨座式)、サフェージュ式(懸垂式)、ロッキード式の3種類が基本で、アルヴェーグ式の派生として日本跨座式、東芝式という分類になっている。一方の懸垂式では、俗に上野式と言われる上野動物園内のモノレールもあった。

一番多いのは日本跨座式で、多摩・大阪・北九州・沖縄などが該当する。日立製作所が最初にアルヴェーグ式を東京モノレールとして導入、改良して全国に広げていった。一方、三菱重工はサフェージュ式を導入、湘南モノレールで実用化し、千葉でも採用された。

ロッキード式は、見た目は跨座式に似ているが、コンクリート製の走行桁の上と左右に鋼鉄製のレールがあって、鉄車輪で走行する。小田急の向ヶ丘遊園と姫路市営に存在していたが、今は撤去されている。

全線高架なら、普通の鉄道より簡易な構造物で済む点がメリットで、都市部に多いのもうなずける。輸送力は、新交通システム以上、普通鉄道以下といったところで、新交通システムよりモノレールの方が良かったのでは、と思うような路線もちらほら。

たまにはモノレールに乗って空中散歩もいいもんで。