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トンネルついでにもう1本。こちらは永昌寺トンネルで、小湊鐵道の月崎駅から至近距離にある。県道沿いにあってアクセス良好なので、入門編？としてもおすすめだろう。

南側の入口は見事なまでに五角形の観音掘りスタイルで、軽自動車でぎりぎり通れるかどうかぐらいの幅。明治の頃に荷車を通す目的で掘られたものが多いとのことで、そう聞くと納得のサイズ感である。現地の案内板によれば、完成は明治31年で全長142m。

内壁を軽く触っただけで粉が大量に付いてくるぐらいなので、劣化してコンクリート補修された部分が途中にある。それでも、全般に素掘りの雰囲気をよく残したトンネルだろう。

令和の世まで維持されているのが不思議なくらいの構造物だと思う。