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道の駅は、国策にしては珍しく？ヒット作として有名で、全国各地で今も続々と開設されているのはご承知のとおり。最近では飽和気味ゆえ、新規オープンする施設は色々な特色を打ち出して集客に努めている様子。

茨城県笠間市と言えば、何と言っても笠間焼が有名で、笠間稲荷も名高いのだが・・・道の駅かさまに行ってみると、「栗」を強烈に推している。車止めも椅子も、至る所に栗の形があしらわれていて、もちろん栗をベースに多くのスイーツも展開している。

で、先日食べたのは牛肉100%のハンバーグ。常陸牛のメスを限定で使用しているらしいが・・・方向性がバラバラで、だんだん頭が混乱してくる。

ハンバーグは、陶板焼きでレアの状態から自分でトングで焼いていくスタイル。ハンバーグがかなり柔らかく、切って焼くのが案外難しい。そんな所もまた面白い体験だろう。で、ご覧のとおり器は汁椀まで含めて全部笠間焼。ハンバーグも陶板焼きである。やはり、笠間焼の文化は大切にしたいという意思がよく伝わってくる。

しかも、付け合わせが盛り付けてある小皿は、よく見ると栗の形をしている。一見バラバラに見えたコンセプトは、ちゃんとここで一つに収束している。

ハンバーグの味は、しっかり焼いても十分柔らかくて、新鮮な体験だった。しかも陶板焼きゆえに、ちょっと香ばしい仕上がりで、よく考えてあるメニューだと感心した次第。

フードコートではあるものの席数は少なめで、訪問の際は時間帯を外すなどの対策が必要かと思われる。