
行きたいと思ってから実現まで、何年もの時間がかかってしまったが、今日は立山黒部アルペンルートに早朝からチャレンジすることにした。まずは地鉄電車で1時間ほど揺られて立山へ。ここからアルペンルートが本格的に始まる。富山から黒部ダムまでは富山地方鉄道系列の立山黒部貫光が、そこから長野側は関西電力が担当している。
最初は立山ケーブル。2両編成のうち1両が丸ごと貨車という珍しいスタイルで、昔はこれでバスも引き上げていたというからすごい。美女平に着いたらすかさず高原バスの列に並ぶ。50分ほどの乗車で、どんどん高度を稼いでいき、景色もめまぐるしく変化して、最後はちょこっと雪の大谷が残っていた。
標高が最高になる室堂では、少し散策して、みくりが池に行ってみた。高い樹木が生育できない高山独特の景色で、これは行ったかいがあった。
室堂からは、今回のお目当ての一つ、立山トンネルトロリーバス。今シーズン限りで運行終了ということで、乗るなら今、である。電車みたいなインバータ制御の音がして、分岐点では架線が複雑な構造になるため、通過する時に「ぼこん!」と音がするのも面白い。
到着した大観峰は、断崖絶壁の上で、思わず足がすくんでしまう。立山ロープウェイで一気に高度を下げて黒部平。そこから全線トンネルの黒部ケーブルで黒部ダムまで降りてきた。
すっかりお腹が空いたので、時間は早めだったけれど、元祖のダムカレーを食べた。給水器から出てくる水は、なんと破砕帯の水で、侮れないおいしさだった。
せっかくなので、黒部ダムでは展望スポットを巡ることにしたのだが・・・階段の連続ですっかり息が上がってしまった。レストランに行くにも、トイレに行くにも、どこも階段の連続。まあ、そんな場所なんだからしょうがない。今日の画像は展望台からの眺め。
さてここからは関電トンネルバス。数年前に電気バスに更新されて、トロリーバスとはひと味違う静かな走りが特徴。狭いトンネルを結構な勢いで突っ走るのは意外だった。扇沢からは関電グループの北アルプス交通の路線バスでJR大糸線の信濃大町駅まで。大糸線直通のあずさで帰ってきた。
あ~、黒部ダムの階段で身体がボロボロになってしまったー!
Posted at 2024/06/22 21:46:55 | |
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