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先日、大井川鐵道の井川線を訪ねた際の画像から。

大井川に長島ダムが建設されることになり、井川線の線路が一部水没するため、移設工事が行われた。その結果、急勾配を克服するため日本では唯一のアプト式区間が誕生した。

で、坂を登った上はダム湖、「接岨湖」と呼ばれている。激しく蛇行する川筋を直線的に渡ろうとしている所がここで、川は手前から奥へ流れている。線路は手前の右岸から奥の左岸に一旦渡り、すぐにまた右岸に戻る形。

一瞬だけかすめる左岸は、他の左岸に通じる道が一切なく、そこに奥大井湖上駅がある。駅へのアクセスは手前の鉄道橋の横にある歩道のみ。それゆえ、秘境駅と言われることもある。

で・・・この写真を撮った背後には山があって、急な階段・・・ハシゴに近い角度もあったり、1段がやたら大きかったり、とにかく1段1段が大変な階段を登り120段、下り120段で乗り越えると、やっとこさ駐車場に出られる。

平面距離以上に到達困難？な駅なのは間違いない。