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昨日ぶらりと出掛けたら、ほとんど紅葉は終了していた・・・はずだった。ところがテレビでは、今が盛りとばかり、あちこちの紅葉を中継している。

こっちの眼が悪くなったのかしら？と思いつつ写真を見返してみても、葉っぱが緑色か、そうでなければ落葉したあとの姿になっている。

桜にしても紅葉にしても、本当のシーズンはごく短いはずだから、テキトーに出掛けるとハズレになる可能性は高い。まあ、ベストな紅葉ポイントなら人混みで大変な状態だろうから、それはそれで困るかも・・・。

ということで、高望みしてはいけません。
今日の画像は、五十里(いかり)湖ダムにて。

毎日モヤモヤしてばかりなので、お休みをもらって日帰りで紅葉を愛でる旅に出掛けることにした。

朝から東北道を走って西那須野まで。やはりここはチーズガーデンということで、直営の喫茶店で遅めのモーニングにした。このあたりはリゾート気分の高原の雰囲気があって、なかなかいい感じ。

この先、道端の看板につられて、「もみじ谷大吊橋」に寄ってみた。長さ320mの歩行者専用吊橋で、普通に300円取られる。肝心の紅葉は「完全に終了」で、どちらかと言うと、ブンブン揺れる橋にヒヤヒヤしながら渡るアトラクション、みたいな感じだった。

塩原温泉をパスして会津西街道まで。野岩鉄道の上三依塩原温泉口駅に立ち寄ったのだが、ほとんど人がおらず、放し飼いの犬が自由奔放に散歩していた。

で、先日の湯檜曽駅に続いてトンネル駅ということで、湯西川温泉駅のホームまで行ってみた。道の駅併設なので、駐車場には全く困らない。ここもトンネル出口のすぐ近くにあるが、ホーム全体が山岳トンネル内に位置している。階段だけでなくエレベータもあって、大きな荷物を抱えた温泉客でもこれなら楽だろう。

さらに下流側に走って五十里ダムの展望所に寄ってみたけれど、やはりここも紅葉は完全終了。しゃーないので、鬼怒川温泉のはちやでバウムクーヘンだけ仕入れて、次は宇都宮市内まで一気に移動。

駒生の正嗣で、出来たての餃子をパクリ。今日は焼2水1。コロナの関係で長い間店内飲食を停止していたので、本当に久しぶりでおいしかった。

ホクホク顔で帰路について、トイレ休憩に寄った蓮田SAに、ななーんと函館のスナッフルズが期間限定で出店していた。引力が強すぎて、気付いたらキャッチケーキを買っていた。一体何をやってんだか・・・。

長距離フェリーの中でも、新門司から関西の区間は2社4便が毎日運航されていて、かなりの激戦区と言っていい。九州側を大分県まで広げると3社6便になる。

新門司からさて、どっちを選ぼうかと考えた時に、ふと頭をよぎったのが某テレビCMだった。ABCテレビで土曜朝にやっている「旅サラダ」で時折流れているCMで、阪九フェリーの「ふねこ」の歌が頭の中でループを始めてしまった。

余りテレビCMに影響されるようなタイプではないつもりだが、どっちでもいい、となった時の選択要素になった形。

実際、ターミナルや船内のあちこちに「ふねこ」が描いてあって、CMだけでなくユーザ体験という意味でもキャラクターの威力は絶大だと改めて感じた。

まあ、CMから影響があったとしても、それでいい旅ができればいいんじゃないかしら・・・？

トンネルの中に駅のホームがある、と聞くと、地下鉄を真っ先に思い浮かべるだろう。ただ、これが山岳トンネル内となると、だいぶ様相が違ってくる。

長い階段を上り下りして、ようやく辿り着いたホームは四方八方コンクリートの壁ばかり。一番有名なのは上越線の土合駅下りで、改札口からホームまでだいたい10分ぐらいかかるので、以前有人駅だった頃は時刻表に「土合駅の下り列車の改札は発車10分前に終了」とわざわざ注記が付いていたのは有名な話。

同じ新清水トンネル内には、お隣の湯檜曽駅の下りホームも存在している。こちらは緩やかなスロープで行けるので、お手軽に体験？できるかも。

他に旧北陸本線の筒石駅、北越急行の美佐島駅、野岩鉄道の湯西川温泉駅も同様に山岳トンネル内にホームがあって、いずれもコンクリートどまんなかの気分が味わえる・・・らしい。行ってみたいと思うけれど、行ってもたぶん写真を撮っておしまい、なのかな？

今日の画像は、湯檜曽駅の下りホーム。ちなみに上りはごく普通のホームです。

昨日、さらっと流して走った「利根沼田望郷ライン」は、ネーミングはともかく、走ってみるには面白い道だった。

山麓に新設した区間は割といいペースで走れるのだが、実態としては農道の集合体になっている。右左折が頻繁に出てくるので、まるでコマ図をもとにラリーをやっているような感じにもなる。総じて看板はマメに設置されているので、注意して見ていたら迷子になることはないだろう。

所々で眺めのいい場所もあるのだが、白眉は昭和村の高原野菜の畑の真ん中を突っ走る区間だと思う。標高500～600mぐらいの河岸段丘の上に形成された一面の畑の中に農道が縦横に走っていて、ビューポイントにはトイレと簡単な休憩所も設けてある。まあ・・・昨日はさっぱり何も見えませんでしたけどね・・・えぇ。

この辺りは関越道も一緒の河岸段丘上にあるので、アクセスがいいのも特徴。
さて、次はどんな所へ行ってみようかしら？