ハイパーリアリズム
スーパーリアリズムとも言いますが。
要は写真みたいに見える絵。
いろんな画風もありますが、こんな絵たちです。
わ〜写真みたい!
で終わってしまいがちですが、写真を超えるのがハイパーリアリズム絵画だと個人的には思います。
もちろん作家さんによっては、画像からスキャナー取込みPCのドロー系ソフトで作成、CG系ソフト、100%手書き、それらのミックスと技法は様々だと思います。
手書きの場合は、ケント紙に鉛筆書きの気の遠くなるような時間をかけたデッサンから始まり、素材の遠近感を出す為の独特な光りを使った彩色の遠近法。
で先日ブログで紹介したこの絵
たんに似てるだけで無く必ず1ヶ所ダヴィンチコードがあるんです。
それは手だったり耳にかかる髪のラインだったり。
意図的なのか偶然かわかりませんが、気になったので、さっそくこの作家さんの画集をAmazonで、買いました。
中はこんな感じ。
優秀なスタイリストさんが身近にいるのか、作家さんのファッションセンスなのか、服や小物使いのセンスが良いよな。
特に素材の味を表現出来る生地の服の選択とか。
ある意味この古風な洋館に住む美人のお姉さんが、油断して高校時代のジャージで立たずむ日常的なミスマッチな服装の絵もコミカルで好きですが。^_^
しかしこのモデルさんのヘアスタイル。
少し重く感じるのはボクだけかな?
この顔立ちならソバージュのロングヘアか、ショートボブが似合うと思う。
もしボクがプロの絵かきさんだったら?
モデルさんの服のコーデからヘアメイクまでやってしまいそう。^_^
いずれにしても人物画の場合は、モデルさんの魅力を最大限に表現してあげたいよね。
しかしこの真珠の縁取りエリのブラウス。
どうやって洗濯するんだろう?
洗濯マークが気になって仕方がない。^_^
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/048/574/134/be1c8a4c31.jpg?ct=26af821b51e4)
※グリザイユとは?
厚塗りの技法のひとつです。
最初にグレーで影を塗るみたいな。
詳しくはこの本が良いかな?
↓
油彩画ですが、なるほどキャンバスの上に捨て塗料的にアクリル絵の具でラフに描いてから、油絵の具で仕上げなんだね。
参考になりました。
とても良い画集なので、ご興味のある方にはお勧めです。
でももしかしたらキャンバスでは無くて、シナベニアにモデリングペーストから入るのもありかな?
更に研究したいと思っています。
Posted at 2019/03/30 13:28:57 | |
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