2007年09月13日
第12話「ジャブローの風」
ジャブローは、アマゾン上流の地下にある、地球連邦軍の拠点である。が、その実権はティターンズが握っていた。衛星軌道上から発進した、モビルスーツ隊は、ティターンズの拠点、ジャブローに降下した。
カミーユ 「これが地球の重力なのか…」
クワトロ 「カミーユ、どこだ?生きてたら返事しろ」
カミーユ 「生きてます」
クワトロ 「ポイント203に集結だ!」
カミーユ 「ここがジャブローか」
クワトロ 「妙だな。ジャブローの抵抗はこんなものではない。
何があるのだ?行くぞ、第一の防御があるはずだ」
カミーユ 「はい!」
クワトロ 「やはりこの静けさはおかしい。まるで空き家じゃないか」
空からはティターンズ、地上からは地球連邦軍の攻撃を受けながら、何とかジャブローの地下基地へ進攻を果たしたエゥーゴ。しかし、クワトロは地球連邦軍の抵抗の弱さに違和感を感じる。その頃、先行してジャブローに侵入していたレコアは、カイと共に捕まり基地内に幽閉され、アーガマに基地の移転を連絡できずにいた。
カミーユ 「レコアさんがいます」
クワトロ 「何だと?」
カミーユ 「レコアさんがいるんです」
クワトロ 「見たのか?」
カミーユ 「いえ、ただそんな気が…」
地下基地内を進撃していくクワトロとカミーユは、途中でジェリドに遭遇し戦闘になる。
ジェリド 「いた!ガンダムMk-Ⅱと新型だ!ガンダムMk-Ⅱの出来損ないが!」
カミーユ 「弾切れ?」
ジェリド 「ガンダム、カミーユ、カタを付ける?」
カミーユ 「うわぁぁ!」
ジェリド 「とどめだ!ライラ、見ていろ!
ライラの仇を討たせてもらう!うっ!」
ライラに続きカクリコンを倒されたジェリドは、カミーユを追い込む気迫を見せるが、結局マラサイを破壊されて脱出する結果になる。
ジェリド 「えぇい、ガンダムめ!うっく…くそぉ!」
ジェリドを撃退したカミーユは、レコアの気配を感じ取り捜索に向かう。その頃、捕虜の尋問をしていたアポリーは、基地の下150メートルに核爆弾が埋まっていることを知る。
アポリー 「本当なのか、そりゃ?」
ジドレ 「あと1時間なんだ。間違いない、信じてくれよ。
捕虜は捕虜でいいからここを脱出させてくれ」
アポリー 「嘘だ、核は南極条約以降は使っちゃいないはずだ」
ジドレ 「しかし、ここの指令が起爆装置にスイッチを入れるのを見たんだ。
もう時間がない」
アポリー 「その起爆装置の解除はできないのか?」
ジドレ 「地下に埋まってる核爆弾に、誰が手を出せる?」
アポリー 「信じるか!でまかせを」
ジドレ 「結果的に嘘とわかったら、銃殺刑にしてくれてもいいんだ!
そのかわり、今ここを出してくれ、頼む!」
アポリー 「うぅむ」
核爆弾の停止不能を確認したクワトロはジャブロー放棄を決め、奪ったガルダ級輸送機2機で捕虜共々脱出を指示する。しかし、単機でレコアを探すカミーユが戻らず、クワトロは百式で基地内捜索に出る。
カイ 「妙に、静かだな」
レコア 「誰も戻って来ない」
カイ 「敵も味方も消えちまったらしい」
レコア 「カミーユ?」
カイ 「どうしたの?」
レコア 「え?な、何でも…」
カミーユ 「レコアさん…。レコアさん、いるんですか?レコアさん!」
レコア 「カミーユ」
カミーユ 「はっ、レコアさん!」
カイ 「ガンダムか!」
レコア 「カミーユよ、カミーユ・ビダンよ!」
カイ 「カミーユ?あれがガンダムのパイロット…?」
カミーユ 「下がってください」
レコア 「カミーユ!カミーユ!よく来てくれた!」
カミーユ 「レコアさんこそ、ご無事で」
カミーユ 「あなたは?」
レコア 「あぁ、ジャブローの侵入を手伝ってくださったカイ・シデンさん」
カミーユ 「カイ…シデンさん?」
カミーユ 「Mk-Ⅱの手に乗ってください。本隊と合流します」
やっとレコアとカイを見つけたカミーユは、クワトロとも合流しジャブロー脱出に移る。一方、マラサイを失ったジェリドは、見つけた車輌を使ってジャブローの兵士達と共に地上へ出るが、輸送機の少なさから搭乗を賭けた争いに巻き込まれる。輸送機が飛び立つ瞬間、ジェリドはティターンズ少尉マウアー・ファラオが機内から伸ばしてくれた手にしがみ付き、ジャブロー脱出を果たす。
エゥーゴ側でもガルダによる脱出が始まる中、アポリーは戻らないクワトロとカミーユをぎりぎりまで待つが、そこをハイザックに襲われる。仕方なくガルダは離陸を開始するが、ようやく百式とMk-IIが現れ、ハイザックを撃退しながらギリギリでガルダに追いつき収容される。
カイ 「あれが、クワトロ・バジーナ大尉か?」
レコア 「えぇ」
カイ 「ふぅん…」
クワトロ 「正体不明機だと?」
クルー 「はい」
クワトロ 「場合によっては迎撃する」
アポリー 「では自分が…」
クワトロ 「いや、待て。間違いない、味方だ。カラバの者かもしれない」
クルー 「カラバの、ハヤト・コバヤシだそうです」
クワトロ 「やはりな」
2機のガルダがジャブローを離れた直後、基地地下に仕掛けられた核爆弾が爆発する。
次回予告
旧式のシャトルであっても、
パイロットだけは宇宙に帰さなければならない。
しかし、
謎のモビルアーマーの攻撃を阻止するために、ロベルトは死んだ。
アムロの許に逃れたフラウ・ボゥ親子の行く末もまた・・・
次回、機動戦士Zガンダム、シャトル発進。
君は刻の涙をみる・・・
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Posted at
2007/09/13 07:48:33
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