• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

C28JA60TAKAのブログ一覧

2007年11月06日 イイね!

第47話「宇宙の渦」


 戦いの中、サラ・ザビアロフは死に、カツは悲嘆に暮れた。
シロッコは、ティターンズの総帥ジャミトフ・ハイマンを殺害。
ハマーン・カーンはエゥーゴやティターンズと決別し、自らの手でザビ家を再興させることを決意し、両者は決別した。

トーレス 「おい、Gディフェンサーが動いてるぞ」
シーサー 「発進命令はΖだけじゃないの?」
トーレス 「カツか?」
カツ   「カミーユだけに行かせるものか。サラの仇は、
      僕が取らなければならないんだ。Gディフェンサー、出ます!」
ブライト 「カツか!?」
トーレス 「何だ、メタスも?」
ブライト 「…全く」
クワトロ 「私が出ようか?」
ブライト 「いや、いい。
        メール・シュトローム作戦の陽動には、ちょうどいい数だ」
クワトロ 「そうだな」
ブライト 「全艦、グリプス2に向けて全速前進!
                  メールシュトローム作戦、発動だ!」

 エゥーゴは、アクシズが掌握しているコロニー・レーザーを奪取する為、レーザーを渦のように取り囲む“メールシュトローム作戦”を発動する。作戦開始を前にハマーンの陽動に出るカミーユのZ。ハマーンへの憎しみを募らせていたカツが無断で後を追う。

ブライト 「モビルスーツ隊発進!メールシュトローム作戦、開始!」
クワトロ 「クワトロ・バジーナ、百式、出る!」
エマ   「ガンダムMk-II、エマ、出ます!」
ボティ  「リックディアス、出る!」
クワトロ 「ボティ中尉は私に続け。第一攻撃目標は、
               コロニーのマイクロウェーブ受信パネルだ」
ボティ  「了解」

ハマーン 「戦力は圧倒的にこちらの方が上だ。
                     最初の攻撃さえしのげば良い」
艦長   「はっ!」
ハマーン 「隙だらけの布陣を敷いているからつけこまれるのだ。
          エゥーゴめ、艦隊行動も素早いようだな。
           ん?な、何だ?鳥肌が立っている。何だというのだ」

カミーユ 「やはり、間違いない。あの中にハマーンはいる。
                 必ず出てくる。早く来い、ハマーン!」


クワトロ 「あれか!?」
ボティ  「大尉、グリプス2のブレーカーを破壊しました」
クワトロ 「よし、これで電気系統は遮断した」


 グリプス2のコロニー・レーザーを無力化する為、エマ隊がアクシズ部隊の注意を惹き、その間にクワトロ隊がコロニーのマイクロウェーブ受信パネルとブレーカーを破壊。レーザーの電気系統を遮断されたアクシズは、艦隊戦においても未熟さを露呈し、徐々にエゥーゴに押され始める。

カミーユ 「ハマーンめ、何をしてる?」

クルー  「エゥーゴの艦隊がグリプスを取り囲みました!」
艦長   「我が艦隊は居眠りでもしているのか!?
                     一ヶ所でも突破できんのか!」
ハマーン 「キャプテン、キュベレイの発進準備だ。
            奴らのペースに乗せられ過ぎだ。見てはおれん!」
艦長   「ハマーン様!」

ハマーン 「誰かが私を見ている」

アクシズ兵「ハマーン様、敵モビルアーマーが接近中です」
ハマーン 「そうか。キュベレイ、出る!」
カツ   「キュベレイ?ハマーンだな!」
ハマーン 「ん?違うな、さっきのプレッシャーはこいつではない」

 とうとうレーザーの周囲をエゥーゴに押さえられ、業を煮やしたハマーンはキュベレイで出撃する。それを見つけたカツは、すかさずGディフェンサーで攻撃を開始するが、ハマーン隊のガザCに捕まってしまう。しかし、カツを心配して独断で出撃してきたファのメタスに窮地を救われる。そこへ、ハマーンを待ち受けていたカミーユが現れる。

ハマーン 「ん!?シャアか?違う!誰だ?」
カミーユ 「ハマーン・カーン、お前は戦いの意思を生む源だ!
                        生かしてはおけない!」
ハマーン 「ニュータイプか!?」
カミーユ 「ハマーン、お前は人を不幸にする!」
ハマーン 「俗物が私に!」
カミーユ 「うっ!」
ハマーン 「うっ!なんだ?」
エマ   「え?」
クワトロ 「この感覚…」

ハマーン 「ここは…どこだ?」
カミーユ 「はぁぁぁ…。誰だ?フォウとも違う。
        ロザミィでもない。レコアさんか?お袋?まさか。
         でもずっと以前に出会っていたような、そんな気がする」
ハマーン 「シャア?シロッコだと?どういうことだ、
                    これは?うっ!あたしだ。夢?」
カミーユ 「同じものを見た。人はわかり合えるんだ」
ハマーン 「わかり合える?そういうことか」
カミーユ 「そうだ」
ハマーン 「気易いな。Z、私を迷わせたのは貴様か!」
カミーユ 「やめろ、ハマーン!」
ハマーン 「よくもずけずけと人の中に入る!恥を知れ、俗物!」
カミーユ 「やめろ!僕達はわかり合えるかもしれないだろ!」
ハマーン 「黙れ!貴様もシャアと同じだ!
         貴様は確かに優れた資質を持っているらしいが、
                     無礼を許す訳にはいかない!」
カミーユ 「うぅっ!」


 ニュータイプ同士の戦闘の中で互いの精神が邂逅したカミーユとハマーン。
カミーユは「人は解り合える」と主張するが、ハマーンはこれを拒む。
現実に引き戻された二人は再び激しい戦闘を繰り広げるが、割って入ったカツやファがキュベレイの攻撃を受けてしまう。カミーユは最早ハマーンを倒すしかないと感じるが、結局トドメをさせず逃がしてしまう。

カミーユ 「大尉!」
クワトロ 「無事だったか。アーガマに戻るぞ」


艦長   「ハマーン様、ご命令通り全艦撤退致しました」
ハマーン 「艦隊を立て直し次第、反撃に移る」
艦長   「はっ!」
侍女   「ミネバ様から、ハマーン様に味わっていただくよう、
                       戦闘ご苦労であったと」
ハマーン 「ミネバ様が?…時代は確実に動いている」
侍女   「は?」
ハマーン 「倒すべき敵…それはカミーユ・ビダン。そういうことか!」


シーサー 「グリプス2に入った部隊から報告です。
         残留するアクシズ側の兵士は、全て降服、
           グリプス2は完全にエゥーゴが制圧した、以上!」
ブライト 「あとはアクシズの進路を変えるだけだな」
トーレス 「モビルスーツ隊、収容完了しました」
ブライト 「アーガマ発進する。全速前進!」


 遂にエゥーゴはグリプス2を制圧し、コロニー・レーザー奪取に成功する。
カミーユは無事アーガマに帰艦するが、ハマーンを倒せる状況にありながら、「解り合える」可能性に心揺らいでしまった自分の弱さを悔やむ。

カミーユ 「僕は、チャンスがあったのにハマーンを殺せませんでした」
クワトロ 「気にするな。それは私の役目だったのだろう」
カミーユ 「いえ、僕の脆い心がハマーンの強烈な意思に負けたんです。
                           それだけです」
クワトロ 「危険だな、カミーユ。それではアムロ・レイの二の舞になる」
カミーユ 「そうでしょうか」
クワトロ 「アムロは自らの魂を解き放つのに7年もかかった。
                      それは地獄の日々だった」
カミーユ 「はい」


 メールシュトローム作戦は終了し、アーガマは単独でアクシズを追った。直接アクシズに乗り込み、グラナダへの針路を変更させるためである。


   次回予告

     ロザミアのサイコ・ガンダムは、ロザミアの命を引き換えに、
     その性能を十分に発揮した。
     しかし、その戦いの中でカミーユは、
     懐かしい声を聞くのだった。
     次回、機動戦士Zガンダム、ロザミアの中で。
     君は刻の涙をみる・・・


Posted at 2007/11/06 07:36:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2007/11 >>

愛車一覧

日産 セレナ 日産 セレナ
フリード+からの乗り換えです。 人生最後の車になるのかな?
ホンダ クロスカブ CC110 ホンダ クロスカブ CC110
クロスカブ CC110 JA60 プコブルーです。
その他 コーダーブルーム レイル700 その他 コーダーブルーム レイル700
初クロスバイク
ホンダ フリード+ハイブリッド ホンダ フリード+ハイブリッド
2017.5.28 納車
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation