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「ジョオウサマ　ガミラスデス」

ビーメラ星の女王が見守る中、祭のようなものが行われている。部下が空を指差して女王に言った。
空にはガミラスの輸送船が浮かんでいる。

「オイ　ミンナ　ダマサレルナ　ジョオウニ　ダマサレルナ」

ハチ人間の一人が女王の前に歩み出た。護衛が女王を守るように取り囲む。

「ミンナ　マテ」

そこに連れて来られたのは雪とアナライザーだった。

「オマエタチ　オレヲウツ　オレタチ　コノ　ガミラスジンヲウツ　アノガミラスジン　コロサレ　ジョオウ　セキニントワレル　ジョオウ　ガミラスニ　コロサレル」

女王がガミラスと取り引きをしていることを知ったハチ人間が反乱を起こしたのだ。
ガミラスの輸送船も不時着しようとしている。

「ガミラス人と間違われてるのよ、私たち」
「チキュウジント　ガミラスジンハ　オナジデスカラネ」

反乱の首謀者であるハチ人間は大勢のハチ人間に向って叫んだ。

「キケ　ミンナ　オレタチノチ　オレタチノニク　ガミラスガスイアゲル」
「ガミラス　デテイケ　ジョオウ　ヤメロ」
「ガミラスコロセ　ジョオウコロセ・・・」

多くのハチ人間たちが口々に叫び始めた。

「モシタスカリタケレバ　オマエコレデ　アノガミラスタンカーヲウテ」

レーザーミサイルのような武器を指して反乱の首謀者が女王に言った。

「ガミラスコロセ　ジョオウコロセ・・・」

反乱の声はしだいに大きくなっているようだ。
女王はゆっくりと歩いてその武器をガミラスの輸送船に向けた。

「エッ　ジョオウ・・・」

照準にガミラスの輸送船が入った時、その武器の銃口は反乱の首謀者に向けられた。

「ウワ～」

反乱の首謀者は女王が消し去った。

「オオ・・・」
「ハハハハ・・・」

民衆の驚きの声に、女王は高らかに笑った。反乱は失敗した。