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2009年04月10日 イイね!

「 バラン星に太陽が落下する日!! 」#123

 

「おい、アナライザー。お前は加藤の帰還を見届けてから来い」

ヤマトに戻った古代は操縦席に座るアナライザーに声をかけ、偵察機を飛び降りた。

「相原、加藤に帰還命令を出せ」
「はい。ヤマトより加藤へ。ヤマトより加藤へ。ただちに帰還せよ」

加藤への帰還命令が出された第一艦橋へ古代が駆け込んできた。

「艦長、バラン星のガミラス基地を叩きましょう。現住生物のバラノドンが大量に虐殺されているんです」
「バラノドン!?」
「そうです、彼等のためにも、あの基地は撃滅していくのが我々の使命です」

古代は沖田に向って自分の考えを話し始めた。

「古代、今ヤマトは44日も遅れを出しているんだ。体勢に影響がないのだったら、一刻も早くイスカンダルを目指していくべきだ」

島が航海長として、古代の意見に反対を表明した。

「おい、島!君はバラノドンがどうなってもいいって言うのか?たとえあいつらが未進化の動物だとしても、迫害されているものを見て見ぬ振りしていくようなことは絶対できない!」
「どうです?艦長。決断して下さい!」

古代の意見ももっともだ。島は沖田に判断をゆだねた。

「基地を潰していく!後顧の憂いを経つと言う意味でも、基地を残していくわけにはいかん」

沖田の判断が下されたその時、加藤機の帰還が報告された。

「艦長、加藤のブラックタイガーが帰還します」

傷ついた加藤機がヤマトへたどりついた。



その頃ドメルは、艦隊を率いてバラン星から50万キロ離れた宇宙空間に待機していた。

「落ち着け、ゲール。待つのだ、じっと待つのだ」

椅子に座ってモニターを見つめるドメルの後ろを、ゲールがせわしなく歩き続けていた。

「ドメル司令、なぜこんなじれったいことをしてるんです?我々はヤマトを倒すに充分な力を持ってるではありませんか」
「あせるなゲール。戦いは勝てばいいのだ。派手にやるだけが戦いではない。バラノドンの虐待された姿を見せて、その使命感をくすぐり、加えて基地の手薄な様を見せつけるんだ」

振り返ったドメルは余裕の笑みを浮かべながらドメルに言った。

「私にはわからん!そんなことでヤマトを潰せるんですか?」
「ハハハハ・・・、ヤマトは必ず俺の罠にはまる。バラノドンの姿を見て彼等は救世主のような気持ちになっているに違いないのだ。しかしそういう安直なヒューマニズムほど扱いやすいものはない。ヤマトは必死でここまで来た。我々の抵抗があればあるほど、彼等の使命感は強くあおられてきているはずだが、その高ぶりが落とし穴だ」

そしてドメルから意外な作戦がゲールに告げられた。

「ゲール、バラン星の人工太陽でヤマトを潰すのだ」
「ええ!?」


Posted at 2009/04/10 07:40:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ

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