12年ぶりに越前大野へ

いつもなら、横になった瞬間に眠ってしまうのに、どうしたものか昨晩はいっこうに眠くならず。
そう言えば、先週のツーリングの時もそうだったっけ。
遠足前の小学生みたい。

ウトウトしかけると、今度は夢を見て目が覚めてしまいます。
一つはオートバイに乗っている夢。
いぇ、ツーリングの夢じゃありません。
昨晩、仮面ライダー・クウガなんか見ていたものだから、未確認生命体から逃げる夢。

もう一つは、植木の剪定をしたためでしょう。
ガクン！と腕に力が入って、目が覚めるんです。
たぶんアレです。
スキーを始めた頃、階段から足を踏み外す夢を見たのと同じ。

そんなこんなで、12時過ぎに床に就き、ウトウトしながら4時前に起きてしまいました。

まぁ、早いに越したことはないので、顔を洗って出かけましょう。
今日の目的地は、久しぶりに越前大野。
珍しく、行く先が決まっています。
大野へは何度も行きましたが、2004年の8月が最後。
XLRで行こうか迷ったのですが、XLRは月末に友達とのツーリングで使うから、今回はTLM。


スッキリ晴れてはいないけれど、降ることはなさそう。
少し夜明けが遅くなったかな？
04:25
国道23号線で四日市方面に向かい、庄内川を渡って、川沿いに北上。


夜明けは良いですなぁ。
一日が始まりまっせ～って感じで。
04:55


清須→一宮→北方を抜ける頃には、すっかり明るくなりました。
いつもと違う道を走ろうとして、迷ってしまったので、かなりペースはゆっくり。
ちょっと腹も減ってきたので、パンと缶コーヒーを買って、どこか眺めの良い所で朝食にしますか。

本巣のコンビニで、30円引き♪の調理パンを買ったのですが、なんと温かい缶モノがまったくないのです。
夏なのでしかたないのですが、、
もう少し先にある道の駅なら、自販機がたくさんあるので、ホットもいくつかあるでしょう。
06:25

なぜか分かりませんが、「富有柿の里いとぬき」と「織部の里・もとす」は、すぐ近くに建てられています。
「いとぬき」は、進行方向の右手なので通過。

「もとす」は、よく立ち寄る道の駅。
10台ほどのオートバイが並んでいますが、その中に停めるのも何なので、離れた場所に停車。
Beetke fanさんとの初デートもここでしたね。

自販機の片隅に、ありました、ホット。
・・・聞き慣れないメーカー チチヤス。
ミルクコーヒーを選択。

あ、コンビニのレシート、釣り銭が10万円になってる(^^;
06:40

ベンチに座ってパンをパクついていると、先ほど見かけたライダーさんが近づいてきました。
「以前、お会いしましたよね？」
「へ？　スミマセン、どこでお会いしましたっけ？」
「道の駅、平田で、、」
「あ、あ～あ～」

　定期的に道の駅に集まって、単車談義を楽しんでいる皆さんでした！
　それも、Beetleさんとここでお会いした日だったのです。　何と言う偶然。
　その節は、お饅頭 ごちそうさまでした。m(_ _)m

「よく私だと分かりましたねぇ。」
「いゃ、Apeのエンジン積んだTLM50なんて、そうそうお目にかかりませんから。」
　今日、XLRで来ていたら、気付かずにすれ違っていたでしょうね。

ホントに単車好きの気さくな皆さんです。

ゆっくり話したいところですが、まだまだ先が長いので、後ろ髪ひかれながらお別れします。
またどこかでお会いしましょう！
07:10

国道157号線沿いに北上し、温見峠へ向かいます。
途中、廃村になって人が住まなくなった家々があり、物悲しいです。
イノシシが走り回っていました。(^^;

「ハエ帽子峠」の案内板が見えました。

08:05

200メートルほども行った所で川にぶつかり、その先は分かりません。

この川を渡るのかな？？
08:15

2004年に来た時、土石流で崩落していた区域。
何事もなかったのよう。


どこから降ってきたのか巨大な岩が転がり、車両が泥に飲まれ、当時は酷い有様でした。

08:55

川沿いのきれいな景色を眺めながら走ります。
街が近づくにつれ、帰ってきた…みたいな、懐かしい気持ちが湧いてきます。


大野城の麓にあった公民館と、だだっ広い空き地だった場所には、新しく小学校が建てられ、観光案内所なども整備され、ずいぶんと印象が変わりました。

10:00

大野城が「天空の城」としてテレビで紹介されて以降、観光客が増えたそうです。

なるほど、この写真を見たら納得です。


朝市を楽しみにして来たのですが、こんな状況。


確かに「朝市」の時間ではないけれど、以前は道の中央にも店が並び、人でごった返していました。
聞けば、朝市に来るお婆ちゃんたちもよい歳になり、後継者がいるわけでもなく、店を出す人が
減ってしまったとか。
普段の生活の一部だった朝市も、観光としてイベント化するしかないのかな。
これも時代ですね。


大野には、たくさんのお寺があります。
大宝寺境内

前もここで休ませてもらいました。
静かな境内に蝉の声だけが聞こえます。
10:30

この近隣には、酒と味噌・醤油やさんがたくさんあります。

お土産は、山元醸造さんの味噌。
11:00

観光案内所で、この辺りで和食の店はない？と聞くと、手打ち蕎麦屋を教えてくれました。
もうね、毎食ソバでいいです。

「お清水」さんで、舞茸天ぷらおろし蕎麦をいただきました。

大盛り頼めばよかったな。
800円也
11:20

大野に酒屋が多いのは、水が良いからだそうです。
御清水の湧き水を飲んでみましたが、とてもまろやか。


水を貰いにくる人が、次から次へと。
観光客の数より多かったりして。
11:50

大野城からは大野市の町並みと山々、田んぼの眺めがきれいなので、登りたいところですが、夕方までに帰るには、そろそろ戻らなくてはいけません。


大野の街と周囲の景色がとても好きです。
いつか一泊二泊して、街を歩きたいなぁ。
いゃ、今なら いつでもできるんですけどね。ｗ


ここで給油しておけば、家までたどり着けます。
街中にあったガソリンスタンドは、すべて国道バイパス沿いに移転してしまったそうです。

185km/3.3L
片道の交通費400円、なんとお安い。
12:10


帰りのコースは国道158号線で九頭竜を通り、大和から156号線で南下します。
あとはひた走り。

ごくまれに、ピースサインを出してくれる人がいましたが、年配の方かな？
寝袋やマットを積んでいるライダーもたくさん見ましたが、いよいよ夏休みですね。


家に着くのは18時半を予想していましたが、1時間早く到着。

今回もまた走るだけになってしまいましたが、懐かしい景色を見ることができました。
一方で、時の流れも感じて、少し寂しくもあります。
自分は同じ場所に行くことが多いのですが、知った土地の変化を見に行くのが、自分にとっての旅なのかな…なんて思います。


全工程
珍しく、予定をして、ほぼその通りに回っています。
走行距離：368km
消費燃料：6.2L


大野～白鳥あたり


大野市街地
今度はいつ来ようかな。