
暑い。
日本の四季と言われてきたけれど、もぅいさぎよく夏と冬の二季にしてしまえばと思いますね。
大学の親しい同級生が、わりと近くに住んでいます。
特に仲が良かったと言うほどでもないんだけど、彼のご両親がそれは良くしてくれて、本人が居ようが居まいがおかまいなしで遊びに行ってました。
壊れた耕運機直してあげたり、お昼ご飯をご馳走になったり。
もう20年ほども前、お父さんが一冊の本を見せてくれました。
「久野城物語り」
平成7年に刊行されたこの本には、久野氏にまつわる情報が整理されていました。

どうやら静岡の久野氏と縁があるようで、「いちど久野城址に行きたい。」
そんなことを話していたので、いつか車で連れて行ってあげようと思っておりました。
まぁ、自分はといえば、どんな武将が誰に仕えてどのようなことを行ったのかなど、まるで頭に入ってこないので、城趾を見ておしまい…になるのは間違いないんだけどね。
月日は流れ、そのお父さんは6年前に亡くなってしまい、久野城址へ行けなかったことが、ずっと心に引っかかっていたんです。
何がキッカケになったのか分かりませんが、このまま行かずに終わってしまうのは寂しいなと、急遽遠征することにしました。
ネットで調べると、
袋井市にあるのだそうで。
ずっと掛川市にあると思い込んでいました。(汗)
明日は、4時半出発。
見事に寝坊しました。
3時に目が覚めて、まだ早いやと眠ったら、外は明るく既に5時。
大慌てで顔を洗いぃの朝飯を食べぇの。

今日は
点火系パーツと
タイヤ交換したばかりのXLRで出動。
先日買った冷感シャツ・パンツにペルチェベストを着込んでいざ。
05:40
最近、東に向かう時は、ほとんど23号線バイパス。
45分ほどで蒲郡まで来ることができます。

インターの工事も着々と進んで、もうじき豊橋までアッという間になりますね。
06:25

気温は既に30℃近く。
それでも
メッシュジャケットが良いのか、
冷感シャツの効果なのか、暑さは感じませんね。
ペルチェの出番がありません。

天竜浜名湖線の東都筑駅。
有名な?みかんトイレで小休止。
始めて見た時は、思わず笑ってしまったな。
07:35
通勤時間はどうなるかと気にしていましたが、どうやら通勤の流れとは逆向きらしく、ずっと順調に走ってます。
浜松市内は道が分かりにくいですね。
オテントさんの向きを見ていると、あらぬ方向へ走っているのかと不安になったり。
快適~と思っていたら、浜松市内で渋滞につかまってしまいました。
ヘルメットの中まで汗だくになるような気温なのに、冷感シャツが効いてるのでしょう、カラダ全体が楽。
渋滞に並んでいると、突然頭上で爆音。
50メートルほどの高度でしょううか、戦闘機が轟音を立てて飛んでいきます。
住民は毎日こんなの聞いてるんですか?
渋滞に小一時間食われてしまいました。
家を出てから東都筑駅で小休止しただけで走りっぱなし。
磐田市内のコンビニでスポーツドリンクを1本。
09;15

このあたりかな?
全景写真は見てきたのだけど、どちらを向いてもコンモリと森が見えるだけ。
あ、ここだ。

こんな目立たない案内では…
09:35
今日の目的地に到着しました。
保存会がこの城址を守っているようです。

けっこう広いですね。

山は伸びた草で覆われていますが、通路は草が刈られて足元は確保されています。
この暑い中、維持に尽力している人たちがいるのだと思うと、頭が下がります。
ノボリには家紋が3種描かれています。
五瓜に三つ巴
丸に三つ鱗
丸に隅立て四つ目
みんな久野氏に関わりがあるのかな?

高見

高見からの眺め。
木がなかったら、もっと周囲を広く見渡せるだろうに、残念。
本丸、二の丸、三の丸といくつもの段があるのですが、伸びた草に覆われてしまって、全体が丸っこく見え、あまり立体感がないです。
散歩にきたという ご近所の男性と少し話をしました。
ここはとても立派な史跡だから、近隣の街のように大河ドラマのブームを逃さずに、袋井市も保存に力を入れるべきだったんですよ。
市に進言したこともあったのですが、動いてくれないんです。
まぁ、何をするにも金が必要ですし、一時的にブームに乗って廃れた事業も数え切れないですから、言うほどは簡単ではないでしょう。
久野城については、市の図書館にたくさん資料がありますよ。
そう教えて下さいました。
また、改めて来ましょう。

ここを訪れた証拠写真を写してもらいました。w

いつ設置されたのかな?
ゆっくりと周り、1時間ほど。
ひとつ思いを遂げることができました。
友達のお父さんにも報告しなくちゃね。

さっきあの「森」を歩いたんだなぁ。

看板は大きく生育した木や竹に隠れて、ほとんど見えなくなっちゃってます。

昔の写真は、ひと目見て城趾だろうと分かる景色でしたが、こうも変わってしまってはね。
10:45
袋井に行くまで、何度も「龍潭寺」の案内板を見かけたので、帰りの道すがら寄ってみますか。
来る時同様、北へ南へ。
道を頼りにすると迷うばかり。
いつものように方角だけ決めて、「あっち」とあてにならない勘を頼りに走ります。
さすがに景色が見えない夜は無理ですが。

住宅街に入ったり、茶畑へ迷い込んだり。
龍潭寺に到着。
11:55

庭園のようになっている境内をノンビリ歩きます。
結婚の記念写真を撮っている若いお二人もいました。

龍潭寺はその中にも庭園があるそうですが、まだ立ち寄りたいところがあるので、またの機会があれば。
12:30
お昼回りましたが、今日は食べなくてもいいやと。
龍潭寺をあとにして、次は豊橋へ。
昨晩、GoogleMapを眺めていたら、洞窟を見つけたのです。
ワクワク♪

左手に町並みと浜名湖を見下ろしながら、山間を走ります。
これがまた分かりにくい場所で。
国道362号線で旧本坂トンネルを抜けてすぐ、豊橋ケアセンターのすぐ手前を右に曲がって、国道下をくぐるのです。

着きました~。
30~40メートルほど石段を上ります。
雰囲気ありますね。
13:55

大蛇が住んでいると伝えられ、蛇穴と呼ばれるそうです。
縄文時代の国の指定史跡、
嵩山(すせ)蛇穴。

懐中電灯を持って、いざ!

いやいや、小さなものかと思っていたら、奥が深い。
人が入れるのは75メートル。
入口は低く狭いけれど、中はとても広いです。

中は暗闇で、写真を撮ろうにも近くしかストロボ光届かず。
赤外線モードにすれば写るんだけど、白黒になっちゃうしなぁ。
最近の高画質スマホなら写るのかしら?

お~、お~と唸るばかり。
あら?
懐中電灯…
やばい、電池が切れる。(汗)
真っ暗闇なので、遭難しちゃうよ。
大慌てで出口に。

無事、ご帰還。
慌てなくても赤外線モードで画面を見れば、何とかなったかもね。
時間も時間なので、渋滞が始まる前に帰りましょう。
充分な明かりを持って、また来たいな。
あぁ、面白かった。
14:50
帰宅前に豪華な昼ご飯。
「ガリガリ君ゴールデンパイン」。
なんと安上がりな。
豊川市からは来た道を戻るだけ。

夕方のラッシュ前で交通量は少なく、快適に帰宅。
16:40
今日もペルチェの出番がなかったな。
本日走行:284km (GPS距離282km、歩行1km除く)
消費燃料:7.0L
全工程
豊橋市~袋井市
久野城址
あとで知りましたが、隣にヤマハの技術センターがあるんですね。
龍潭寺
嵩山蛇穴
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Posted at
2024/07/07 18:02:31