
一昨日、会社から帰宅すると、家内が
「横浜のMさんから電話があったんだけど、知っている人?」
ん? 横浜に知った人の心当たりが無いんだけど…
「岐阜の山奥で会ったことがあるって話てたよ。 当時、DT50に乗ってらしたって。」
あ、そう言えば、白に赤のラインが入ったDT50のことをおぼろげに覚えてる。
家内に住所や電話番号を伝えてくださったけど、さて電話したものか。
風呂に入りながら記憶を辿ろうとしても、DT50のことしか思い出せないんです。
いきなり電話しても何を話したら良いのか戸惑うだろうし。
家内が聞いた話では、ひるがの高原の近くの林道で会って、その後、ボクから手紙を出したらしいのです。
風呂から上がって昔のツーリング記録を漁ってみたのだけれど、写真もビデオも地図に書き込んだメモすらも残っていない。
う~む。
ツーリングのメモをいっぱい残してきたけれど、一時期 ほとんど記録もせず、地図も持たずに出かけた期間がありました。
その時期だったのかな…
意を決して、電話をかけてみました。
…要らぬ心配でした。
Mさんは、6歳年上のお医者さんで、とても気さくな方です。
お会いした当時は、岐阜にお住まいだったけれど、その後 関東へ転勤となって、今は横浜で開業なさったとか。
「すみません、DT50のことは何となく記憶にあるのですが、それ以外は…」
「そりゃ仕方ないですよ。 四半世紀も昔のことなんですから。」
そうなんです、昨日今日ではない、お会いしたのは24年も前なのです。
コロナウィルスの影響で外出を控え、昔の手紙を読んで電話をくださったのです。
これまでのこと、近況など30分程も話したでしょうか。
共通の話題があるわけでもないのに、古い友人と話すような感覚。
「私も娘もセローに乗っているので、コロナの件が落ち着いたら一緒に走りましょう。 名古屋と横浜は遠いので、静岡あたりで。」
そう約束して、受話器を置いたのでした。
お会いしたのは ほんの数分のことだったのに、こうしてまた話すことができる。
嬉しいを通り越して、感謝の気持でいっぱいです。
コロナの収束は、半年先か2年先になるかは分かりませんが、大きな楽しみができました。
Posted at 2020/05/17 05:56:01 | |
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