昨年2月に揖斐高原へ出かけたんだけど、足をばたつかせなながら数キロ進むも、凍結した路面には勝てず、走ろうと思っていた道に辿り着かず。
その途中にある「久瀬温泉」に入ろうかと迷いつつ、この先に続く凍結路を引き返すのかと思うと そんな余裕はなくて、後ろ髪引かれながら帰宅。
もう3月、凍結があったとしても日が高くなる時間になれば大丈夫かな。
久しぶりに温泉ツーリングと参りましょうか。
昨年と同じ、オランちゃんで出撃。
06:00
嘱託勤務になってから、平日出かけるようになったけど、何か調子が狂うんだよね。
観光スポットは空いていて良いけれど、土日にはない通勤ラッシュ。
よほど早く出るか遅く出るかしないと、どこかで巻き込まれちゃう。
今朝は5時頃まで降っていた雨が上がるのを待っていたせいで、家を出る頃にはノロノロ。
まぁ、予想はしていたし、風呂に入って帰るだけだから、時間は余裕なので並んでいきましょ。
急ぎはしないと言いつつ、国道23号線は名古屋市内がバイパスタイプになってて、いちど乗っちゃうと次のポイントまで距離があるのが怖い。
電光掲示板に「5キロ先、事故渋滞」
桑名の長島までトロトロと。
幸いかな、完全に流れが止まる直前で長良川の堤防道路。
平日の様子が分からなかったけど、土日と同じく交通量はほとんどないね。
長良川河口堰すぐ北の交差点の様子が変わってる。
新しい橋を掛けるのかな?
この状態で通行するのはヘンな感じ。
右折禁止になる午前7時に滑り込みセーフ。
06:55
順調に木曽三川公園まで北上したけれど、猛烈な風に煽られて恐ろしい。
躰が押されたかと思うと、突然ホイールを押されて土手の下へ転落しそう。
やむなく堤防下の道に退避。
去年も走ったけど、かなりの距離が堤防上と並行していて案外調子良い。
こんなに下でも強い風が吹いているから、上を走っていたら死んでたね。
さっきまで空をおおっていた厚い雲が、一気に消えて青空。
揖斐川沿いには たくさんの神社があるけれど、いつもは堤防上を走って立ち寄ることはなかったな。
07:25
石の柱に「百体國繁龍神」と書かれているけど、なぜか地図には載ってない。
散歩だろう、通りがかった女性が
「風が強いから気をつけて行って下さい。」
そう声をかけてくれて、神社に一礼していった。
観光スポットよりも、こんな景色が好きだな。
07:35
細い道、広い道と遠目に堤防道路を見ながら走る。
しばらくすると、一瞬 掲示板の「梅」の文字が目に入ったので引き返します。
あぁ、ここ
10年ぐらい前に来たことがある、安八の梅林だ。
安八浄化センターの敷地が梅林になってる。
梅まつりの最中のようだけど、今年は咲くのが早かったのか ほとんど散ってしまって、残っているのはしだれ梅ぐらい。
他の梅はバッサリ枝が落とされてしまって、見るのが可哀想なのは相変わらず。
08:10
下流は強かった風もだいぶ弱まったし、並行する道も終わるので、堤防道路に戻ります。
この大きな橋も、だいぶ出来上がってきたな。
便利にはなるだろうけど、コンクリートで景色が隠れてしまうのは寂しい。
08:40
住友大阪セメント近く。
何の工事なのか、ここも景色が変わるかな。
あ、いけない。
温泉と違う方に向かってる。
西へ行かなくては。
08:50
今日は目的地があるので、軌道修正して大野町を通過。
通過する時、またまた一瞬「古墳群」という看板を見つけてしまったので、引き返します。
福井の大野市が好きなこともあってか、同じ名を持つ大野町には何となく親しみを覚えているんだけど、一度も歩いたことがなかったな。
案内に従って奥に入ってきたものの、広い運動場から案内が無くなってしまって、どっちへ行けば良いのか分からない。
運動場の隅に鉄のゲートを見つけた。
車や自転車は禁止されているけど、徒歩なら開けて入っていいようだ。
しかし、危険物の宝庫だね。
生きて帰れない気がする。
09:10
散策コースの看板が立ってるけど、観光案内紙地図は手描きの「✗」だらけ。
看板信じて入ったら、やっぱり生きて帰れないな。
古墳をあきらめて温泉に向かおう思ったところで、運動公園の職員さんに会った。
挨拶すると、
「私も好きでハーレー持ってますが、レギュレータが壊れやすくて安心できないので、乗ってないんです。」
遠目にオランちゃんのタイヤパターンを見て
「ダックスですか?」
と声をかけたぐらいなので、よほどお好きなんだろうね。
古墳群を見に来たのだけど、どこにあるのか分からないと告げると
「山の中にもありますし、ここからすぐのところにもありますよ。
古墳と言っても大したもんじゃないです。」
話せてよかった~。
あきらめて通過するところだった。
え? あれ?
いゃ、大したものじゃないですか。
09:35
「野」古墳群
畑の中に当たり前のようにある姿には、ちょっとした感動を覚えます。
どの「山」も柵で囲われるわけでもなく、どこから入るかもよく分からず。
いくつかてっぺんまで登ってみました。
高さは3~5メートルほどかな。
けっして高くはないけれど、ぐるり一周展望が開けていて気持ちいい。
園芸品種になっている
野村モミジ発祥の地で、これはその原木なのだそうだ。
七色に変化すると書かれているから、年に何度も見に来なくちゃいけないな。
10:00
国道303号で久瀬へ。
そこから県道40号で西に。
去年は雪があった場所も、さすがにもう見ない。
林道じゃありません。
新しい道ができて寸断された旧40号。
10:45
夫婦滝
雪の中で見るのとはまた違っていい。
10:50
目的地、久瀬温泉 白龍の湯に到着~。
ひょっとして、ひとりだけ?
11:00
小綺麗なエントランス。
受付のお母さんに430円を支払って入場。
浴室(野天風呂だけど)は撮影禁止。
たぶんインスタとかSNSにアップするための撮影を不快に感じるお客さんへの配慮でしょう。
中の様子はこちらでご覧あれ。
弱アルカリの単純泉で、お肌ツルツルにはならないけど、疲労やケガには効くらしい。
しかし、コンパクトな湯船のサイズと駐車場の収容台数がつり合わないな。
混雑時は立って膝まで入ることになりそうだ。
それじゃ足湯か。
10分浸かり5分休みと 川の音を聞きながら呑気に入浴。
貧乏根性で長湯すると疲れて帰れなくなるから、30分ほど経ったので上がりましょ。
さて、入浴料だけでは申し訳ない気がするので、何か土産物でも買って帰りますか。
土産物は販売者がこの地区だけど、ほとんどがよそから仕入れてる。
お母さんに聞いたら、銀杏は揖斐のもの、味噌は久瀬の婦人会が作ってるんだって。
じゃぁ、実家とウチと専務へ銀杏。
あとは味噌をいただきましょう。
このあたりで食事できるところは?と聞くと、この近くにはないので この先にある道の駅へ行きなさいと教えてくれたので、行ってみます。
12:20
この道、去年通ろうと来たんだけど、もっと下が凍結で登れなかったぐらいなので行けるはずがないと断念。
もう走れそうだけど、3月15日まで通行止めと書かれているから日を改めて。
いいな、このトイレ。
いちおう「公衆便所」と書かれているので、またの機会に利用させてもらおう。
12:25
お母さん
通行止めじゃないですか。
この先の道の駅というと、夜叉ヶ池の里?
通れたとしても、だいぶ北側になるな。
どのみち通行止めなので、引き返すしかないけどね。
そう言えば、最近 映画「夜叉ヶ池」を観た。
少し妖しい雰囲気。
以前から行ってみたかった場所なので、季節が良くなったらハイキングに来よう。
12:30
スキーが流行っていた頃は、季節になると人でごった返していたんだろう。
揖斐高原も今はキャンプ客だけで保っているのかな。
気温は5℃。
日陰にはまだ少し残雪。
長湯してのぼせるかと思ったけど、寒いおかげでちょうど良い感じ。
12:35
毎度ここまで来て、みんカラお友達の
BeetleFunさんのお宅が近いことを思い出します。
すみません。
また声もかけずに帰ります。
帰りも揖斐川沿いに下ろう。
朝と変わらず、堤防道路では強風に煽られるので、早々に下道へ。
かなりの距離を走れることが分かったのは発見だったな。
こうして街に近い道を走れば、またいろんな所で いろんなものを見つけるでしょ。
13:30
ここにも新しい橋か。
いま見ることができる景色を見ておこう。
14:10
ここまでくれば家まで1時間。
14:30
帰着~
15:35
入りたかった温泉にも浸かれたし、古墳も見ることができたし。
満足のツーリングでした。
本日走行:220km(GPS距離:240km←こちらの方が正しい)
消費燃料:4.5L
全工程
揖斐川町・大野町周辺
安八百梅園
大野町野古墳群
久瀬温泉・揖斐高原